【理論と実践】「変化への適応力」に必要な「謙虚さを忘れない」姿勢

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令和7年10月31日 医療・介護経営の理論と実践 2727号

■「変化への適応力」に必要な「謙虚さを忘れない」姿勢

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おはようございます。中神です。

医療業界は、変化の波の中にあります。
その変化に適応できる組織、人材が求められています。

「変化への適応力」の要素の一つが「謙虚さを忘れない」ことです。

これは、すべての業界の常識を単なる仮説として捉え、
常識に反する事実を受け入れる姿勢を指します。
ことあるごとに伝統や前提を持ち出していては、環境の変化に対応できません。

(参考:『経営は何をすべきか』ゲイリー・ハメル著、ダイヤモンド社)

■具体的な事例

とあるセミナーで聞いた良い事例を紹介します。
医療だけでなく、健診を含むまちづくりを掲げて実現してきたという話です。

■取り組みのプロセス

当初、内部の関係者からは「本当に大丈夫なのか」という不安の声が上がりました。

・組織体制の工夫:

まず、トップとの協議で承認を得る
トップとボトムの2人体制を構築
中間層を入れずにスピーディーに実行
ただし、中間層には理由を説明

既存の枠組みでは変革は不可能という認識のもと、取り組みが進められました。

・職員の不安への対応:

一つ一つ成果(利益という視点でも)を出していく
その成果を一つ一つ伝えていく
広報や新聞に取り上げてもらうことで、「私たちの取り組みは社会にとって大事である」という認識を広める

・行政との連携:

最初から行政が協力してくれたわけではありません。
病院の4年間の取り組みを見て、逆に行政から協力を仰ぐようになりました。
まずは実績を出すことの重要性が示されています。

■得られる知見

これまでの業界の常識や前提をもとに動いていたら、
この変革は実現しなかったでしょう。
実行し、情報を共有し、成果を出し、実績を積み重ねることが、
行政や企業の協力に結びつきます。
その源泉にあるのは、理念であり、その地域を良くしたいという信念だと感じる内容でした。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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