【理論と実践】「数字を見る」から「数字で動く」へ
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令和8年3月5日 医療・介護経営の理論と実践 2852号
■「数字を見る」から「数字で動く」へ
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おはようございます。中神です。
■経営データは「見るための資料」ではない
多くの医療機関で経営データが作成・分析されていますが、
「毎月眺めているけれど、何か行動が変わったわけではない」
という声をよく聞きます。
なぜそうなるのか。
多くの場合、問題は、
「どの数字を見るか」ではなく、
「その数字が課題解決につながっているか」という視点の欠如にあります。
■KPI設計の2層構造:法人KPIとチームKPI
効果的なマンスリーレポートを設計するには、
まず組織全体(法人)として目指すKPIを明確にし、
それを達成するために各部署・チームが担うKPIを紐づけることが重要です。
例えば、「手術対応の新入院患者数」が法人KPIであれば、
それを支援する部署のKPIは「紹介患者数」、
「連携先医療機関との接触件数」、
「地域への情報発信件数」などになります。
各チームが「自分たちの活動が法人の目標につながっている」と
実感できる構造が、行動変容を促します。
■「誰がデータを出すか」問題を解決する
KPIを設計しても、実際のデータ収集・集計の仕組みがなければ機能しません。
「一つの部門が全部やる」という体制は属人化のリスクが高く、
担当者が異動・退職した途端に崩壊します。
各部署が自部署のデータに責任を持ち、
集計・報告できる仕組みを構築することが、
持続可能な経営レポートの条件です。
「どの部署がどの数字に責任を持つか」を言語化し、
合意することが大事です。
■指標は「現状把握」と「行動変容」のためにある
経営データのゴールは、現状を記録することではなく、
組織が正しい方向に動くための羅針盤になることです。
「この数字が改善されれば、経営課題が解決に近づく」
という確信を持てる指標を選ぶことが、レポート設計の出発点です。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

