【理論と実践】「新たな地域医療構想」と病院の未来
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令和7年6月30日 医療・介護経営の理論と実践 2604号
■「新たな地域医療構想」と病院の未来
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おはようございます。中神です。
今日は、「新たな地域医療構想」について考えてみます。
2027年度から始まる「新たな地域医療構想」が、本格始動します。
これは、地域の実情に応じた医療資源の最適化を目指すものです。
特に注目は、約11万床(一般・療養病床5.6万床、精神病床5.3万床)の病床削減ですよね。
これまでの急性期から、高齢者救急や地域急性期機能、
在宅医療等連携機能といった多様な機能分化が進められます。
自分たちの病院が、どの機能を担うか、地域との関係性の中で、
考えていかなければなりません。
同時に、電子カルテのほぼ100%導入(5年以内)など、
医療DXが加速され、オンライン診療の活用も期待されています。
また、医療・介護現場の賃上げや経営安定は喫緊の課題とされており、
骨太の方針2025では、物価・賃金上昇分を高齢化による増加分に「加算する」という
「足し算の論理」が明記されました。
これはコストカット型からの転換が期待される重要な一歩です。
歯科医療人材の確保や医師の偏在是正も重視されており、
安心して質の高い医療が受けられる未来の実現と、
経営の両立が求められますね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。