【理論と実践】どのように業務を整理し、誰に何を任せるか

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令和7年11月25日 医療・介護経営の理論と実践 2752号

■どのように業務を整理し、誰に何を任せるか

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おはようございます。中神です。

「職場環境改善とタスクシフト導入」の事例です。
「どのように業務を整理し、誰に何を任せるか」という視点は、重要です。

■なぜ取り組んだのか

アブセンティズム(欠勤による生産性損失)と
プレゼンティズム(出勤していても体調不良などでパフォーマンスが低下)の
影響は深刻で、職員の心身の健康管理は重要です。

これは事務部門でも同じです。
担当者の健康状態が業務品質に直結します。

■健康経営の視点

職員の健康へ投資することが、
活力や生産性の向上を通じて組織活性化や業績向上に寄与します。

その手段として、職場環境の把握と改善と、
クラークへのタスクシフトが取り上げられていました。

今回は、タスクシフトの基本原則について、大きな学びがありましたので、
紹介します。

■目的の明確化と、実施プロセス

まずは、目的の明確化です。

「セラピストが入院患者さんへのリハビリテーションに
集中して取り組める環境を整備する」

これが全ての業務移行の判断基準となりました。

そして、実施プロセスです。

ステップ1:セラピストが担っていた業務の一覧作成
ステップ2:業務を頻度別に整理
ステップ3:移行可能な業務の抽出
ステップ4:段階的な引き継ぎ

です。さらに、一覧表について、以下の枠組みで、言語化します。

・毎日行う業務
・週1〜2回行う業務
・月に1回行う業務
・半月に1回

一つ一つ、段階的に行っていき、
その成果指標について、本来業務の業務量の増加や残業代の削減など、
しっかりフォローし、結果を出していくことで、
横展開もできそうですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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