【理論と実践】ケアミックス病院の影響試算と対応策

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令和8年2月22日 医療・介護経営の理論と実践 2841号

■ケアミックス病院の影響試算と対応策

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おはようございます。中神です。

■はじめに

先日、2026年診療報酬改定の影響と対応策について情報共有を行いました。

今回の改定は、物価高騰・賃上げ対応という側面もありながら、
地域医療構想への誘導がより明確になった改定であると感じています。

ケアミックス病院の視点で見てみましょう。

■改定による増収見込み

・入院基本料の引き上げ

物価高騰対応として、入院基本料そのものが引き上げられています。
自然増収が見込まれます。

・物価高騰対応加算

外来・入院ともに新設される加算で、これだけで相当な金額が見込まれています。

・ベースアップ評価料

今回、事務職も対象に拡大されたことが大きなポイントです。
人事課としっかり連携して、適切に反映させていく必要があります。

■改定による減収見込み

一方で、大きなマイナス要因も明らかになりました。
短期滞在手術等基本料の影響です。

今回の改定で、DPC、地域包括ケア病棟を問わず、
すべて短期滞在手術等基本料で強制算定となります。

■今後の対応(1)

地域包括ケア病棟の運営強化が課題と言えるでしょう。

・包括除外薬剤の拡大

今回の改定で、がん緩和ケア等に使用する薬剤が包括除外となりました。
これまで地域包括ケア病棟では受け入れが難しかった患者層への対応が可能になります。
病棟として、そういった患者を受け入れる体制を構築できるかどうかが鍵となります。

・入退院支援加算の算定

700点から1,000点へと大幅に引き上げられました。
1件あたり3,000円の増額です。
さらに積極的に算定していく必要があります。

・リハビリテーション体制と栄養

リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算の届出検討

365日リハビリ提供体制が整え、届け出を行うことで、
地域包括ケア病棟でも栄養指導等が出来高で算定できるようになります。
今回の改定では
「リハビリの動きが地域包括ケア病棟での収益に大きく影響する」
という認識を持っています。

・退院支援関連

以下の項目が包括除外となり、出来高で請求できるようになります。

介護支援連携指導料
退院時共同指導料

在宅復帰を支援する病棟として、
この領域をしっかりと強化していくことが求められます。

■今後の対応(2)

今回の改定で新設された「急性期病院A・B一般入院料」に
ついても検討が必要です。

急性期一般入院料B: より高い評価が得られる可能性
現行維持(急性期一般入院料1): 施設基準は維持できる見込み

という状況下で、どのような選択肢を取るか。

施設基準の詳細が公表されてからになりますが、
それを踏まえてシミュレーションを行い、
どちらが最適かを判断する必要があります。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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