【理論と実践】トヨタ式コミュニケーションの秘訣
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令和7年3月24日 医療・介護経営の理論と実践 2507号
■トヨタ式コミュニケーションの秘訣
中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。
今日は、「トヨタ 仕事の基本大全」(OJTソリューションズ)の学びをシェアします。
■部署の壁を超える横のつながり
「自分から積極的に他部署の人やほかの会社の人とのつながりをもっておけば、
必ずいつか役に立つときがやって来ます」(引用)
「インフォーマル活動」を通じて、一般従業員でも役員と懇談できる機会を作ったり、
部署間の対立の解消や、さらには協力体制をつくるため、
「顧客満足を高めるためのプロジェクト」など、
共通課題に取り組む「場」を作ることも有効です。
「トヨタほどの大きな組織でもできるのから、どんな会社でも実践できるはず」
という言葉もあり、たいへん印象的でした。
■現場との対話が信頼を生む
「トヨタの上司は、現場を見ることに時間を割きます」(引用)
現場を歩いて部下と接する時間を持つことはとても大事です。
時間をかけてスタッフと接する必要があると言います。
名前を呼び続けるなど、一人ひとりに声をかけることで
部下は自分に関心を持たれていることをうれしく感じ、モチベーションも上がります。
お金をかけずにできる、しかもお互いに嬉しい人材育成の取り組みです。
■ミスを責めず報告に感謝する文化
「私がいたプレスの工程では、ひびが入るなど不良の兆候があったら、
どんな小さなひびでも必ず報告しなさいと徹底していました。
それを報告してくれた人に対しては、『報告してくれてありがとう』と
握手をしながらお礼を言ったり、ケースによっては報奨金を出すこともありました」(引用)
トヨタでは個人にミスの責任を押し付けない文化があります。
メンバーは、自分の代わりに他の人が失敗してくれたと思うことはあっても、
ミスした人を責めることはしないというアプローチが特徴です。
これは、極めて大事であり、見習うべき思考です。
■所感:人間関係を大切にする姿勢が生産性を高める
トヨタの組織文化で最も印象的なのは、
「抵抗勢力」と呼ばれる難しい人材にも真正面から向き合う姿勢です。
「よほどの場合を除いて、基本的には中に取り込むことを考えます」と言われています。
遠回りのようで、実は近道です。
単に効率だけを追求するのではなく、人間関係を大切にし、
コミュニケーションを丁寧に行うことが、
結果として組織の生産性を高めていることがわかります。
日々の業務に追われる中でも、こうした「人間中心」の考え方を取り入れることで、
職場環境は大きく変わるかもしれませんね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。