【理論と実践】トヨタ式行動力の秘訣

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令和7年3月25日 医療・介護経営の理論と実践 2508号

■トヨタ式行動力の秘訣

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

今日は、「トヨタ 仕事の基本大全」(OJTソリューションズ)の学びをシェアします。
トヨタの行動力と目標設、標準化について振り返ってみます。

■「6割でいいからすぐにやる」というマインド

「自分がいいと思ったらとにかくやる。失敗したらすぐやめる。
失敗しても、やめて元に戻せばいいのです」(引用)

トヨタでは現場の作業者に行動を起こさせるために
「6割いいと思ったらすぐやってください」という言葉をかけます。
多くの企業では議論や検討に時間をかけすぎて、
なかなか行動に移せないことが課題です。
トヨタでは「改善は、巧遅より拙速を重視しなさい」と上司が言い、
まずやってみることが何よりも重要視されています。
どんなに稚拙なことでも、とにかく一歩を踏み出すことが大切ですよね。

■数値化された明確な目標設定

「目標はできるだけ数値化することが大切だ」(引用)

トヨタでは仕事で実行する前に必ず目標を定めます。
目標は行き先を示す道しるべであり、
「頑張る」「効率を上げる」「徹底する」などのあいまいな言葉は使いません。

あいまいな言葉を使うと、目標達成できなかったときの逃げ道を
つくることになってしまうからです。
また、どんなことでも絶対に期限を決め、
期限を決めたことは必ずその時までにやり遂げます。
特に緊急ではない仕事ほど、しっかりと期限を決めて上司や同僚と共有することが重要です。

■成功を一過性で終わらせない標準化

「いつ、誰がやっても、同じようにできるようなしくみをつくることです。」(引用)

トヨタでは成功のプロセスを一過性のもので終わらせることはなく、
「標準化」として定着させることが習慣的に行われています。
うまくいっている事例や成果を見ると、
それらを取り入れてさらに上を目指そうという気持ちが高まり、
別のところがそれを横展開してさらにレベルアップしていきます。

モチベーションという点では
「仕事のモチベーションは、『面白いか、楽しいか、かっこいいか』に尽きる」
という考え方があり、失敗を恐れずチャレンジすることが
「かっこいい」という文化が根付いています。

■所感:行動こそが最大の学びになる

トヨタの行動力に関する考え方で最も印象的なのは、
完璧を目指して動かないよりも、不完全でもまず動くことを重視する姿勢です。

私たちは往々にして「もっと良い方法があるはず」と考えて
行動を先延ばしにしがちですが、トヨタ式の考え方に従えば、
まず行動し、そこから学び、改善していくサイクルが最も効果的だということがわかります。

この「6割でいいからすぐにやる」という考え方は、
ビジネスだけでなく日常生活のさまざまな場面でも応用できる
普遍的な知恵ではないでしょうか。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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