【理論と実践】マイナ保険証 〜救急への活用〜

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令和7年10月5日 医療・介護経営の理論と実践 2701号

■マイナ保険証 〜救急への活用〜

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おはようございます。中神です。

■マイナ救急の全国展開

2025年10月1日から、救急隊員がマイナ保険証の情報を活用する
「マイナ救急」が全国でスタートしました。

これは、救急現場で患者さんのマイナ保険証から既往歴や薬剤情報などをオンラインで確認し、
迅速かつ的確な搬送先の選定や応急処置に役立てる取り組みです。
これまで口頭での聞き取りが難しかった意識がもうろうとした患者さんなどでも、
正確な情報を早期に把握できるのが大きなメリットです。

■医療機関とのスムーズな連携

マイナ救急は、搬送先の医療機関にとっても非常に有用です。
救急隊が閲覧した情報は医療機関側も搬送前に確認できるため、
事前に緊急手術などの準備を始めることが可能になります。

実証事業では、薬剤情報から消化管出血を疑い、適切な病院へ搬送できた結果、
「良い事前準備ができた」と評価されたケースもありました。
課題だった現場活動時間の長さも、救急隊専用システムの導入で改善され、
シミュレーションでは全ケースで病院到着までの時間が短縮されています。
今後は通信環境の安定化を図り、将来的には全ての救急車での実施を目指しています。

■課題

朝のニュースでも話題になっていましたが、
患者が自身の情報を伝えるツールとして有効であることは間違いありません。

一方、患者がマイナ保険証を持ち歩かないこともあり、
国民への啓蒙も必要となりそうです。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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