【理論と実践】レセプトと保険証・病名入力(医療事務)
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令和7年9月15日 医療・介護経営の理論と実践 2681号
■レセプトと保険証・病名入力(医療事務)
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おはようございます。中神です。
医事課の会計業務についても多岐にわたります。
先日から、日々の請求・入力業務の結集であるレセプトの作成について、
確認しています。
■そもそもレセプトとは
診療報酬制度で定められた診療行為や薬剤や材料などを記載した明細書です。
医療機関は、この内容をもとに、
報酬を請求し、収入を得ますので、経営上、極めて大事なものです。
さらに、レセプトに記載するものとして、
上書き(頭書き)部分があります。
上書きには、自分たちの医療機関コード、
患者さんが入っている保険者の番号や個人の記号番号、
自己負担割合、その他、いろいろ書きます。
■保険証の確認
月1回は、保険者番号を確認していますし、
療養担当規則にも、確認するように書かれています。
保険者番号や患者自身の記号番号や自己負担割合が間違っていれば、
レセプトが差し戻される可能性がありますので、
確認や入力間違いないかをチェックします。
最近では、請求前に保険者情報などを、
電子情報を照合し、事前に確認することもできます。
照合の結果、違いがある場合のみ、
患者さんに確認すれば良くなっていますので、
保険者番号の違いによる差し戻しはだいぶ減ってきています。
■病名の確認
さらに、診療行為に対応した病名があるかどうか、
医事課では、病名も確認します。
これも、とても重要です。
どれだけ多くの医療行為を行った(レセプトに書いた)ところで、
病名が抜けていれば、その請求は認められません。
医事課が確認しているのは、これらの情報です。
すべて重要な情報です。
一つ一つ確認し、丁寧な請求ができるように医事課では取り組んでいますので、
特に月初は、「お疲れ様ー」と声をかけてあげてください。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。