【理論と実践】レセプトと手術・麻酔、経営への影響(医療事務)

~医療・介護に関わる職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

ご友人等へのメルマガ紹介はこちらから。
https://www.mag2.com/m/0001682907

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
令和7年9月22日 医療・介護経営の理論と実践 2688号

■レセプトと手術・麻酔、経営への影響

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おはようございます。中神です。

今回は、実際のレセプト作成における具体的な点数算定のうち、
特掲診療料の「50 手術・麻酔」について見てみましょう。

■手術と麻酔

手術とは、メスなどの医療機器を用いて、
切開、切除、摘出、縫合などを行う治療のことです。
診療科別にさまざまな手術点数が設定されています。

麻酔には、手術を行うために行う場合は麻酔料と、
痛みの治療のために行う場合は神経ブロック料に分かれます。

手術に限った話ではありませんが、医療は時として、緊急を要します。
それは、診療時間外や夜間、休日に関係なく、やってきます。
その緊急性に対応できる体制や実施の評価として、
時間外加算、深夜加算、休日加算という点もありますので、押さえておきましょう。

さらに輸血も手術コードに含まれます。

■手術の影響

手術は、他の診療区分への影響が大きい診療項目です。
例えば、術前術後の検査、リハビリ、入院など。

特に急性期病院において、手術件数や手術収益が伸びているかどうかは
最大のチェックポイントと言えます。

その病院、その診療科によって得意とする手術は違いますので、
何を見るべきなのかということも変わってきます。

眼科であれば、白内障手術、硝子体手術、緑内障手術はメインどころです。
整形外科であれば、肩の手術、腰の手術、股関節の手術、脊椎の手術、骨折の手術など。
耳鼻咽喉科であれば、耳、鼻いずれが強いか?など。

得意としている手術が伸びているのかどうか、
利益率の高い手術が増えているかどうかは、経営上、極めて重要な指標といえます。
また、手術をするにあたって、手術室の整備や麻酔科医の配置も重要ですし、
紹介状の状況なども、手術に関連する指標を要チェックです。

関係する指標を分析し、行動を起こし、数値がどのように変化するか、
増えているか、減っていないか、しっかり確認していきましょう。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
https://hcmi-s.net/weblesson-hcm/jmp_consult_01/  (講座)
https://healthcare-mgt.com/article/iryo/jmp_consulting01/  (紹介)

◇過去の内容、記事はこちらから是非(^-^)
https://wakuwaku-kokoro.net/

◇試験勉強や本の学びをアウトプットしているYouTubeチャンネルは、こちらです(^-^)
https://youtube.com/channel/UC_PiglYG9qTBjlJ3jt3161A

この記事を書いたのは、こんな人。
ーーーーーーーーーーーーーーー
中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA