【理論と実践】レセプトと診療区分の概要(医療事務)
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令和7年9月16日 医療・介護経営の理論と実践 2682号
■レセプトと診療区分の概要(医療事務)
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おはようございます。中神です。
医事課の会計業務についても多岐にわたります。
先日から、日々の請求・入力業務の結集であるレセプトの作成について、
確認しています。
今日は、基本診療料と、特掲診療料の大枠について、見てみましょう。
基本診療料は、
11 初診
12 再診
です。
特掲診療料は、
13 医学管理
14 在宅
20 投薬(内服、頓服、外用、処方、麻毒、調基)
30 注射(皮下筋注内、静脈内、その他)
40 処置
50 手術・麻酔
60 検査・病理
70 画像診断
80 その他(処方箋料、リハビリ、他)
90 入院
97 食事・生活
です。
基本診療料は、記載の通り、初診料や再診料です。
特掲診療料が多岐に渡ります。
特定の病名や疾患などに対する指導料、
投薬であれば、薬そのものの金額、薬の調剤などの技術料を評価します。
注射も同じく、薬そのものに加えて注射の実施も技術料として評価されています。
処置や手術は、主に医師が行うことが多く、
経営へのインパクトが大きい領域です。
カルテの実施状況を踏まえ、適切な請求ができるようにしましょう。
検査や画像は、採血、エコー、内視鏡、眼や耳の検査、レントゲン、CT、MRIなど
いろいろな項目があります。
その他には、リハビリ、処方箋料、精神療法等が入ります。
入院は、入院基本料や加算などです。
これらの分類に応じて、様々な点数設定がなされています。
いわゆる点数本と言われ、1,500から2,000ページの
辞書みたいな量になっています。
全てを網羅している医事課職員は、そうそういませんが、
配属された診療科の内容については詳しくなり、
医療専門職者に対し、提案できるような存在でありたいものです。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。