【理論と実践】予約対応・管理と、診察券(医療事務)
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令和7年9月8日 医療・介護経営の理論と実践 2674号
■予約対応・管理と、診察券(医療事務)
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おはようございます。中神です。
さて、本日も、医事課の業務について見ていきましょう。
今日のテーマは、初診・再診の患者さんの予約調整や
診察券の新規発行・更新などの受付業務について、です。
■予約管理
病院といえば、待ち時間が長い、というイメージがあると思います。
その待ち時間を少しでも短くするために、職員の適切な配置のために、
予約システムを導入します。
以前は、紙で管理していましたが、
今は、カルテのシステムやWEB上で管理している医療機関が多いでしょう。
予約をすることで、待ち時間を平準化することができますので、
導入している医療機関は多いです。
この管理も大変です。
予約をとって終わりではなく、キャンセルもあれば、
予約変更への対応もあります。
また、医療は、患者さんによって個別性が高いです。
その結果、想定以上に診療時間が長くなってしまい、予約が遅れる、
予約なしの患者さんの待ち時間が長くなる、ということも発生するため、
そのあたりも吸収できる予約枠の設定が求められます。
紙の場合、書き間違いも起こりやすいです。
カルテであれば、書き間違いは防止できますが、
カルテ端末(PC)のあるところでなければ、予約できない、
という不便さもあります。
WEB予約であれば、患者さん自ら入力するので、間違いは起きにくいですが、
電子カルテとの連携が難しい場合も多く、
そのあたりの課題が解決できれば、大きく医事課の業務は改善すると思います。
■診察券の発行
診察券といえば、
受診時の本人確認や、再来受付機で使います。
患者さんの中には、色々な医療機関の診察券を持っている方もあると思います。
その管理も大変ですし、
急な体調不良で、病院を受診することもあるでしょうから、
診察券を持っていますか、と言われても、
「あれ、どこだっけ?」「忘れた」ということもありますよね。
デジタル庁では、
この診察券について、マイナンバーカードで代用し、
保険証や予約確認まで行う、そんな活用イメージを持っています。

(診察券・医療費助成の受給者証とマイナンバーカードの 一体化に係る医療機関・薬局システム事業者向け説明会)
医療機関で必須である「診察券」の扱いも今後、大きく変わっていくでしょう。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。


