【理論と実践】人口減少地域・社会における政策・予算編成
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令和7年10月13日 医療・介護経営の理論と実践 2709号
■人口減少地域・社会における政策・予算編成
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おはようございます。中神です。
人口減少地域における介護サービス維持について、
「中心的な役割を果たす法人」へのインセンティブ付与策や
ICT活用による効率化・人材育成の支援策が期待されています。
■介護サービス維持のためのインセンティブ付与策
厚生労働省は、2025年10月9日の社会保障審議会・介護保険部会において、
「中山間・人口減少地域」における介護サービスの維持・確保を目的とした提案を行いました。
中心的な役割を果たす医療法人、社会福祉法人、介護事業所などに対し、
補助金や介護報酬のインセンティブを付与する方針が示されました。
中心的な法人が担う役割の例として、
複数の事業所間の連携を促すこと、
他の法人・事業所の間接業務を引き受けること、などがあげられます。
具体的なインセンティブの想定として、
テクノロジー導入補助金における補助率の引き上げ、
介護報酬の加算、などがあげられます。
■ICT活用・効率化
人口減少社会における医療・介護サービスの維持には、
人材不足への対応と業務の効率化が不可欠であり、
厚生労働省はICT活用などによる解決を図る新規事業を複数盛り込んでいます。
例えば、看護業務の効率化に向けたDX推進実証事業に、
新規で1.6億円が計上されました。
この事業は、病院、診療所、訪問看護ステーションが連携し、
関係職種間で情報を共有する仕組みの構築などを行うもので、
人手は有限であるため、無駄を省き効率化を進めることが目的とされています。
理想としては、看護師が本来のサービス(質の高い看護)に注力できる環境を目指しています。
また、在宅看取りに関するICT活用として、
ICTを活用した在宅看取りに関する事業費は、
1500万円から2200万円に増額されました。
これは、遠隔からの死亡診断を推進するための検証を行う事業の拡充です。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。