【理論と実践】会計窓口で求められる知識と対応力(医療事務)

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令和7年9月13日 医療・介護経営の理論と実践 2679号

■会計窓口で求められる知識と対応力(医療事務)

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おはようございます。中神です。

医事課の会計業務についても多岐にわたります。
今日は、「金銭の授受」について確認しましょう。

■接遇としての貢献

患者さんからの医療費の受取りや釣り銭の準備、現金管理など、
正確性と責任感が求められる業務です。

患者さんの立場で考えてみると、
長い待ち時間のすえ、診療を受けて、帰る直前、というお疲れの状況での会計です。
その最後に登場するのが、医事課、という訳です。

患者さんに対し、請求金額を伝え、金銭を受け取り、お釣りを渡す訳ですが、
ここでの印象はとても大事です。

ほほ笑みや、優しい言葉かけがあるかないかで、
患者さんに感じてもらえる幸福度は、大きく変わります。

■会計で求められる知識・思い

そして、会計では、質問を受けることも多々あります。

例えば、「この前と同じ治療なのに、なんで、こんなに高いのですか。」
「薬が出ると聞いていますが、出ていないのですか。」など、色々です。

医師に確認が必要なこともあれば、
請求書を入力した診療科の医事課に確認することもあります。
診療報酬制度は、複雑ですので、
会計窓口では、答えきれないものもあります。
とはいえ、ある程度のことは、答えられるようにしておきたいですし、
少なくとも、どこに問い合わせをするべきか、ということは押さえておきたい部分です。

自院で、どのような治療が行われているのか、
難病、自賠、労災などは、どのように請求処理されているのか、
制度であれば、高額療養費制度とは何か、
乳幼児やひとり親の医療費の無償化などの市町村の独自のサービスには何があるのか、
など、押さえておくと、患者さんからの質問にも答えることができ、お互いに安心です。

クレジットカードや、電子マネーの普及で、
直接、金銭の授受をすることも減って来ました。
自動精算機なども徐々に普及して来ています。

人手が不要になってくる場面が増えても、
やはり最後に、接する医事課の役割は大きいです。
プラス1の接遇をお届けできるようにしていきたいですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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