【理論と実践】会議のあり方で組織が変わる

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令和7年1月12日 医療・介護経営の理論と実践 2436号

■会議のあり方で組織が変わる

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です

【会議の形と組織の成長】

多くの企業では、経営層の会議と、
各部門のマネジャーによる現場の会議が別々に行われています。

この二層構造は、合理的な部分もありますが、
この仕組みだけでは、実は組織の成長を妨げることになりかねません。

組織運営は、異なる職位のマネジャーが自由に対話できる場を持つことから始まります。

【事例ークロスポジション・ダイアログー】

例えば、ある製造業では、月に1度「クロスポジション・ダイアログ」という会議を設定し、
部長、課長、係長が部門の垣根を越えて意見を交換しています。

クロスポジション・ダイアログとは、
異なる職位や部門のマネジャーが一堂に会して行う対話型の会議形式を指します。

主な特徴は以下の通りです。

参加メンバーとして、部長クラス、課長クラス、係長クラスが同じテーブルについて
議論を行います。

会議の進め方として、特定のテーマについて、職位に関係なく自由に意見を出し合います。
現場視点と経営視点の両方から課題を検討します。
通常の上意下達型の会議とは異なり、双方向のコミュニケーションを重視します。

期待される効果として、現場の課題を経営層が直接理解できたり、
若手マネジャーが経営的視点を学べたり、部門間の連携が強化されたり、
組織全体の課題認識が共有されます。

例えば、「今期の売上目標達成に向けた課題」というテーマであれば、
経営層からは市場動向や戦略面での意見が、
現場のマネジャーからは具体的な顧客ニーズや実務上の課題が提示され、
それらを統合的に議論することができます。

【対話が促進する組織の成長】

このような対話の場を定期的に設けることで、組織内のコミュニケーションが活性化し、
より効果的な意思決定や問題解決につながることが期待できます。

組織の階層構造は必要不可欠ですが、それは情報や対話の壁となってはいけません。
むしろ、異なる職位間の対話を促進することで、
組織全体の視野が広がり、より柔軟な意思決定が可能となります。

会議の設定は、単なる形式ではありません。
それは組織の在り方を決定づける重要な要素なのです。

組織全体の経営意識を高めたいのであれば、
まずは対話の場を創ることが大事ですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
医療経営士1級、中小企業診断士2次試験合格(2023年度)、登録活動中。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書

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