【理論と実践】内服・頓服・外用の違いと処方料の基礎知識(医療事務)
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令和7年9月19日 医療・介護経営の理論と実践 2685号
■内服・頓服・外用の違いと処方料の基礎知識(医療事務)
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おはようございます。中神です。
今回は、実際のレセプト作成における具体的な点数算定のうち、
特掲診療料の「20 投薬」について。
■内服、頓服、外用
内服、頓服、外用、処方、麻毒、調基に分かれます。
私たちに馴染みが深いのは、
内服薬や外用薬といった領域でしょう。
内服は、連続的・定期的な飲み方です。
例えば、毎朝・昼・夜 3日分などは、よくある処方の仕方です。
それが、1週間、1ヶ月など、疾患・症状に応じて、
処方期間は変わります。
ちなみに、頓服は、症状が強いときなどの使い方です。
よくあるのは、発熱時、頭痛時に使ってください、ということで
5錠だけ出る、など。
外用は、湿布・貼り薬など、体の外から使用するものです。
多くの薬の種類があります。
人の病気も様々です。
人によって異なる症状に、適切な薬を処方する、
知識が経験が求められる領域です。
■処方、調基、麻毒
処方料は、医師の技術料といって良いでしょう。
医師が患者の病状を診断し、適切な薬剤を選択・処方する技術に対する評価です。
調剤技術基本料は、薬剤師が常時勤務する保険医療機関において
投薬を行った場合(処方箋を交付した場合を除く)に算定されます。
これは院内処方における薬剤師の技術料として評価されています。
麻薬等加算(麻毒)についてみてみましょう。
薬は、使い方によって薬にも毒にもなります。
特に規制の厳しい薬剤については、
その取り扱いの複雑さと責任の重さを評価するため、特別な加算が設けられています。
処方には技術、知識、経験、責任が伴います。
それらを評価した点数ですね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。