【理論と実践】医療機関経営の現状と課題

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令和7年5月4日 医療・介護経営の理論と実践 2547号

■医療機関経営の現状と課題

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おはようございます。中神です。

■財務省の主張:診療所の利益率

先日、財務省は、無床診療所の医療法人の利益率は2023年度で平均8.6%と、
中小企業全産業平均(3.6%)を上回ったと主張した、とのことです。

https://www.cbnews.jp/news/entry/20250423160514
(CB News:有料会員記事の冒頭)

経営状況を「病院」と「診療所」に分けて考えられることが多いですが、
特に、病院は経営は厳しく、メリハリの効いた診療報酬改定を、
というメッセージと思われます。

■2023年度データの評価に関する懸念

ただ、2023年度は、とても厳しい診療報酬改定の前の年度であり、
その時の数字で評価するのは厳しいかもしれません。
2024年度の経営状況で見れば、利益率は下がっていると思います。
それだけ2024年度の診療報酬改定は厳しかった・・・ですね。

■経営の実態

診療所単独の詳細な統計は見当たりませんので(知らないだけかもしれません)、
正確なことは分かりませんが、診療報酬改定による増収効果は限定的で、
物価・人件費の上昇分をカバーできておらず、病院と同様の状況と考えられます。

■今後の展望と対応

ということで、医療機関経営は厳しい状況が続きます。
2026年度の診療報酬改定に期待したいところですが、
ただ手をこまねいている訳にもいきませんので、
できることを着実に行っていきたいと思いますね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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