【理論と実践】医療DXの理想と現実 – 現場から見えてくる課題
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令和7年6月18日 医療・介護経営の理論と実践 2592号
■医療DXの理想と現実 – 現場から見えてくる課題
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おはようございます。中神です。
先日、電子処方箋に関する取り組みについて、聞く機会がありました。
電子処方箋やマイナ救急など、医療デジタル化の波が押し寄せていることや、
特に「3文書6情報」は情報連携の要となる、そんなことを感じながら、
現場では、運用にあたり、種々の問題が浮き彫りになってきていますね。
日本の医療DXは、理想に向かう過程にあるなぁ、と思いつつ、
費用対効果の面で深刻な課題を抱えています。
導入コスト(初期投資に加え、ランニングコスト)に対してメリットが少なく、
現場への負担が大きいのが実情です。
特に情報更新のタイムラグは致命的で、
科によっては、3日間更新されないだけで診療に支障をきたすケースもあります。
地方の事例を見ると、調剤情報共有システムはリアルタイムで機能している一方、
日本全体のシステムは、まだまだ未成熟です。
システムを設計する側と、
運用する現場の医療従事者や患者の認識との間にあるギャップが大きく、
医療DXの成功には、現場の声を反映した実用的なシステム構築と、
真の費用対効果の検証が不可欠、と感じますね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。