【理論と実践】地域ごとに求められる医療機関機能と中小病院の役割

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令和6年12月10日 医療・介護経営の理論と実践 2403号

■地域ごとに求められる医療機関機能と中小病院の役割

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

厚労省の「新たな地域医療構想について」のスライドを通して。

具体的な内容(イメージ)について、紹介されています。

これを見ての所感は、一つの医療機関が、複数の機能を担っていることがある、
ということです。

「高齢者救急の受け皿となり、地域への復帰を目指す機能」と、
「在宅医療を提供し、地域の生活を支える機能」は、
かかりつけ医機能を担う中小病院の出番である、と感じます。

下記の通り、説明されています。

(引用開始)

【高齢者救急の受け皿となり、地域への復帰を目指す機能】

・救急搬送を受けるだけでなく、入院早期からのリハビリ等の離床のための介入を行う

・必要に応じて専門病院等と協力・連携するとともに、
高齢者が抱える背景事情も踏まえて退院調整を行うなどにより早期退院につなげ、
他施設とも連携しながら通所や訪問でのリハビリを継続できる

【在宅医療を提供し、地域の生活を支える機能】

・地域で在宅医療を実施し、他の医療機関、訪問看護ステーション、
歯科医療機関、薬局、介護施設等と連携して、
24時間の対応や在宅患者の入院対応ができる

【救急医療等の急性期の医療を広く提供する機能】

・持続可能な医療従事者の働き方や医療の質も確保するため、
搬送体制の強化等に取り組みつつ、
一定の症例数を集約して対応する地域の拠点として対応できる

(引用終了)

地域包括医療病棟や地域包括ケア病棟という入院機能を持ちつつ、
在宅療養支援病院の届出を行なっていて、
医療機関が地域の関係機関と連携しながら、
高度急性期からの受け皿等を担う、そんな中小病院が適切に生き残れる経営をしたい、
と思いますね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
医療経営士1級(2023年合格)、中小企業診断士2次試験合格(2023年度)、次は登録。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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