【理論と実践】地域包括ケア・医療病棟の戦略的活用と機能分化

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令和7年10月23日 医療・介護経営の理論と実践 2719号

■地域包括ケア・医療病棟の戦略的活用と機能分化

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おはようございます。中神です。

高齢化の進展に伴い、「治す医療」から「治し支える医療」への転換が加速しています。

■「高齢者救急・地域急性期機能」や「在宅医療等連携機能」

新しい地域医療構想では、約11万床の病床削減目標が示されており、
各医療機関は「高齢者救急・地域急性期機能」や
「在宅医療等連携機能」といった役割を明確にすることが求められます。

この役割を考える中で注目すべきは、急性期と在宅をつなぐ役割を担う
「地域包括医療病棟」と「地域包括ケア病棟」です。

■地域包括医療病棟と地域包括ケア病棟

地域包括医療病棟は、
高齢者急性期を主な対象とし、早期からのリハビリテーション、
栄養管理、在宅復帰支援を同時に提供します。

施設基準として、
平均在院日数は21日以内、
在宅復帰率は80%以上、
看護配置は10対1以上、
が求められます。

地域包括ケア病棟は、
急性期後の回復・在宅復帰支援を担い、
在宅復帰率は72.5%以上(入院料1の場合)です。

自院の疾患構成(特に高齢者救急の割合)を分析し、
地域包括医療病棟のような「治し支える医療」の機能へ転換するのかどうか、
地域のニーズに適応できる、
持続可能な経営モデルを構築していきましょう。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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