【理論と実践】地域包括医療病棟の新設と運用状況
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令和7年8月15日 医療・介護経営の理論と実践 2650号
■地域包括医療病棟の新設と運用状況
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おはようございます。中神です。
地域包括医療病棟について、7月末の厚労省の資料で振り返りが記載されていました。
【地域包括医療病棟が新設して】
高齢者救急・急性期機能を担う新たな病棟として創設され、
すでに1年が経過しました。
私の知り合いの病院でも、徐々に、届出をしている医療機関も増えています。
現状の届出状況のうち、
約3分の2が同一医療機関内にDPC対象病床を有しています。
急性期を行っている医療機関が一部、病棟機能を転換している、という流れです。
【高齢者医療への対応】
高齢化に伴い、高齢者救急を担って欲しい、
という制度背景を踏まえると、想定通りであり、届出理由として、
「高齢者救急搬送増加への対応」「経営安定」が多いことからも分かります。
入院患者は、誤嚥性肺炎、肺炎、尿路感染症、
心不全等の内科系疾患が中心です。
急性期一般入院料1は、重症度・医療看護必要度の基準で見ると、
外科系の手術をするような病院に絞られたような印象があります。
その中、内科系の疾患は、地域包括医療病棟で対応する、
そんな流れは、今後、ますます加速していくでしょう。
ただ、地域包括医療病棟の施設基準は、やや厳しい、
という医療機関もあるので、令和8年度の診療報酬改定での動きも確認が必要ですね。
参考:(令和7年度第8回)入院医療等の調査・評価分科会 資料編(2)
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。