【理論と実践】地域密着型サービスの課題と小規模多機能型居宅介護(介護福祉経営士テキスト参照)

~医療・介護に関わる職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

ご友人等へのメルマガ紹介はこちらから。
https://www.mag2.com/m/0001682907

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
令和6年8月12日 医療・介護経営の理論と実践 2283号

■地域密着型サービスの課題と小規模多機能型居宅介護(介護福祉経営士テキスト参照)

中神勇輝(なかがみゆうき)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おはようございます。中神です。

【はじめに】

令和6年度の診療報酬・介護報酬改定対応に奔走された医療機関が多いことでしょう。

・急性期の厳格化と高齢者救急医療の受け入れ態勢の整備
・基本診療に対する賃上げ分の上乗せ
・負担軽減や連携を促進する取り組み・DX化の評価
・感染対策の労力を補填する加算
・生活や食事を支え、改善するための多職種の協働、地域との連携

を推進するために、新規点数の設定、既存点数の是正が加わったと感じています。
令和8年の改定に向けて、引き続き、森(全体)を見て、木(個別項目)を見ていく必要がありますね。

【理由・参考書】

医療介護連携が重要視されていますので、介護福祉経営について大枠を学習しています。

介護福祉経営士テキスト基礎編2ー3
「介護福祉産業論」が参考書です。

( テキストは以下からどうぞ。
https://www.jmpshop.jp/products/detail/855
「介護福祉経営士テキスト JMIP」で検索してください。 )

学習目標として、介護福祉経営士2級の受験を考えています。
こういった試験・テキストの良いところは知識や体系を網羅的に学べることです。
私自身の理解や補足確認した内容などが混ざりますので、
詳細や正確な内容を確認したい方は、テキストをご購入ください。

【本日の内容】

今回は、地域密着型サービスの中でも特に注目されている
「小規模多機能型居宅介護」を中心に、その特徴や課題について掘り下げていきましょう。

1、地域密着型サービスとは:住み慣れた地域での暮らしを支える

高齢化が進む中、介護サービスは、大規模な施設サービスから、
利用者一人ひとりのニーズに合わせた、
身近な在宅あるいは地域でのサービスへと変化しています。

その変化を象徴する一つが、地域支援事業です。
介護予防のための体操教室や健康講座、地域住民との交流を目的としたイベントなど、
様々な活動を通して、高齢者の健康増進や社会参加を促進しています。
これらの活動は、人と人との繋がりを作り、
地域における支え合いの仕組みを強化する役割も担っています。

地域密着型サービスは、利用者の状態が変化しても、
住み慣れた地域でできるだけ変わらない生活を続けられるよう、
柔軟なサービスを提供することを目的としています。

具体的には、以下のようなサービスがあります。

・夜間対応型訪問介護
夜間も安心して在宅生活を送れるよう、必要な時に訪問介護を提供します。

・認知症対応型通所介護
認知症の高齢者が安心して過ごせるよう、少人数制で専門的なケアを提供します。

・小規模多機能型居宅介護
「通い」「訪問」「泊まり」の3つのサービスを組み合わせ、
利用者の状態に合わせて柔軟に利用できます。

・グループホーム
認知症の高齢者が共同生活を送りながら、家庭的な雰囲気の中でケアを受けられます。

・地域密着型特定施設入居者生活介護
特定施設(介護老人福祉施設、介護療養型医療施設など)に入居する高齢者に対し、
地域密着型の介護サービスを提供します。

・地域密着型介護老人福祉施設入居者生活介護
特別養護老人ホームに入居する高齢者に対し、地域密着型の介護サービスを提供します。

・定期巡回・随時対応型訪問介護看護
定期的な訪問に加え、24時間体制で必要な時に対応する訪問介護看護サービスです。

・複合型サービス
複数のサービスを組み合わせ、利用者のニーズに合わせた包括的なケアを提供します。

2、小規模多機能型居宅介護とは:「通い」「訪問」「泊まり」を組み合わせた柔軟なサービス

小規模多機能型居宅介護は、利用者の状態に合わせて、
「通い」(デイサービス)、「訪問」(訪問介護)、「泊まり」(ショートステイ)の
3つのサービスを柔軟に組み合わせることができるのが特徴です。
一つの事業所で複数のサービスを提供するため、
顔なじみのスタッフと継続的な関係を築くことができ、利用者にとっては安心感があります。

しかし、利用者側にとっては、他の介護サービスを利用できないという制約や、
利用状況に関わらず定額料金を支払う必要があるため、
割高に感じる場合があるといった難点もあります。

また、スタッフ側にとっては、利用者の来所状況や訪問介護の予定などを常に把握し、
記録する必要があるため、事務作業の負担が大きくなります。
さらに、急な宿泊ニーズに対応するために、勤務体制の変更が必要となる場合もあります。

3、まとめ:医療従事者としての視点

地域密着型サービスの役割や課題を理解することは、
患者さんやその家族の在宅療養を支援する上で重要です。
小規模多機能型居宅介護をはじめとする地域密着型サービスは、
高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、重要な役割を担っています。
医療と介護の連携を強化し、地域包括ケアシステムの一員として、
共に高齢者の生活を支えてい苦必要がありますね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
https://hcmi-s.net/weblesson-hcm/jmp_consult_01/  (講座)
https://healthcare-mgt.com/article/iryo/jmp_consulting01/  (紹介)

◇過去の内容、記事はこちらから是非(^-^)
https://wakuwaku-kokoro.net/

◇試験勉強や本の学びをアウトプットしているYouTubeチャンネルは、こちらです(^-^)
https://youtube.com/channel/UC_PiglYG9qTBjlJ3jt3161A

この記事を書いたのは、こんな人。
ーーーーーーーーーーーーーーー
中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
2023年、中小企業診断士の1次試験の2次試験は突破、次は登録。
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA