【理論と実践】急性期入院医療の現状と今後

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令和7年8月14日 医療・介護経営の理論と実践 2649号

■急性期入院医療の現状と今後

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おはようございます。中神です。

■急性期一般入院料1の変化

令和6年度の診療報酬改定を経て、徐々に急性期一般入院料1が減少しています。
届出病床数で言えば、349,400床→335,000床という変化です。

施設基準であれば、
平均在院日数要件が18日から16日に短縮したことや
重症度、医療・看護必要度の基準が見直され、
より厳格化されたことが大きな要因と言えるでしょう。

■病院の特徴

急性期一般入院料1算定病院の約半数がケアミックス病院です。
もともと、急性期一つで行なっていた医療機関が、
施設基準(主に、重症度・医療看護必要度)の厳格化に伴い、
一部の病棟を地域包括ケア病棟入院料を届け出ることが多く発生しました。

ケアミックス型が半数を占める現状は、政策誘導の結果と言えるでしょう。
その後も、急性期病棟から自院の地ケア病棟への転棟が多い、など、
施設基準の変化に合わせて、病院の機能も変化してきました。

そのような政策誘導の中、急性期と併設する病棟機能も異なり、
地域における特性、他院の機能も違いますし、
得意としている診療科も異なります。

自ずと、救急搬送件数や全身麻酔手術件数にばらつきが大きくなります。
同じ規模の病床であったとしても、
それぞれの病院で、機能に大きな差異が存在します。

■大事なこと

そのことを踏まえて、大事なことは何でしょうか。

自院のやりたい医療だけでなく、
地域のニーズを踏まえ、機能を変化すること。

その時、変えてはならないのは、病院の理念であり、
地域への貢献だと思います。

参考:(令和7年度第8回)入院医療等の調査・評価分科会 資料編(1)

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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