【理論と実践】患者満足度アンケートにおけるズレ

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令和7年5月29日 医療・介護経営の理論と実践 2572号

■患者満足度アンケートにおけるズレ

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おはようございます。中神です。

今日は、患者満足度アンケートにおけるズレについて考えてみます。

■患者期待値とのギャップ管理

患者の理想的な回復への希望と、
実際の症状や医学的に可能な回復レベルには往々してずれが生じます。

よって、患者としては80まで回復するという期待があっても、
医学的には60だとしたら、この20は「ズレ」です。

医療者としては、60までいけば成功ですが、
患者としては、期待値に届いてません。

このギャップを適切に把握し、
患者が自身の症状をどの程度正確に理解しているかを評価することが重要です。

過度な期待は失望や不信につながるため、
現実的な回復目標を共有し、段階的な改善プロセスを説明することで
期待値の適切なコントロールが求められます。

■効果的なアンケート設計の視点

満足度調査では、患者の主観的な満足度だけでなく、
症状理解度や期待値の妥当性も同時に測定する必要があります。

回復への期待と現実のずれを可視化し、
医療者との認識共有度を評価項目に含めることで、
より建設的な治療関係の構築につながる有意義なデータが収集できる、
と言えますね

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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