【理論と実践】感謝と承認がつくる、心の通う関係性
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令和6年12月1日 医療・介護経営の理論と実践 2394号
■感謝と承認がつくる、心の通う関係性
中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。
医療機関の運営において、数字だけでは測れない大切な要素があると思います。
今回は、数字に見えてこないコミュニケーションの形について考えてみたいと思います。
◆「おもてなしの心」を医療現場に
医療現場での会議といえば、往々にして数値分析や課題の深掘りが中心となりがちです。
しかし、日本が誇る「おもてなし文化」の本質である
「感謝」と「承認」を取り入れることで、ミーティングの質が大きく変わる可能性があります。
研究によると、人間の脳は「感謝」という感情で最も活性化するそうです。
例えば、「先日の救急対応、迅速で素晴らしかったです」という具体的な承認の言葉や、
「患者さんからこんな感謝の声をいただきました」という
言葉かけを積極的にしていくことで、お互いが嬉しくなると思います。
◆目に見えない成果を可視化する工夫
出張講座など、地域での活動の効果を数値化することは確かに難しい課題です。
しかし、いくつかの工夫で、その価値を「見える化」することができます。
例えば、地域活動を実施したエリアからの来院患者数の推移を分析したり、
患者さんの居住地域分布を可視化したりすることで、
活動の影響を間接的に把握することができます。
数字には表れにくい「声」も大切な指標です。
地域の方々からいただいた感想や、スタッフの実感などを、
定性的なフィードバックとして蓄積していくことで、活動の真の価値が見えてきます。
このように、数値データと感性的な要素をバランスよく組み合わせることで、
より豊かな医療サービスの実現が可能になる、と思いますね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
医療経営士1級(2023年合格)、中小企業診断士2次試験合格(2023年度)、次は登録。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。