【理論と実践】新たな地域医療構想と、専門等機能

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令和7年7月30日 医療・介護経営の理論と実践 2634号

■新たな地域医療構想と、専門等機能

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おはようございます。中神です。

今回は、地域医療構想の「専門等機能」について学んでみましょう。

「専門等機能」とは、新たな地域医療構想で位置づけられた役割です。
これは、急性期や在宅など既存の枠を超え、特定の分野に特化した医療を提供する機能です。

具体的には、以下の通りです。

・集中的なリハビリテーション:
病気の治療だけでなく、日常生活動作(ADL)の維持・向上を目指し、
早期からの質の高いリハビリを提供します。

・中長期にわたる入院医療:
急性期を過ぎた患者さんや、慢性的な病状の患者さんに対し、
安心して療養できる場を提供します。
療養病棟や障害者施設等入院基本料を算定する医療機関がこれにあたるでしょう。

・有床診療所の地域密着型診療:
地域のかかりつけ医として、入院設備を持つ診療所が、
身近な場所で患者さんの生活に根ざした医療を提供します。

・一部の専門診療科に特化した医療:
例えば、消化器系や神経系など、
地域で特に必要とされる専門的な診療に特化して医療を提供します。
今後、増える高齢者の「治し支える医療」が重視されており、
複数の病気を抱える(マルチモビディティ)患者さんに対して、
治療だけでなく生活機能の維持・向上を目的とした総合的なケアを提供することが求められます。

地域の「かゆいところに手が届く」医療機能と言えますね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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