【理論と実践】有料老人ホームの運営と経営、医療の役割(介護福祉経営士テキスト参照)

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令和6年8月10日 医療・介護経営の理論と実践 2281号

■有料老人ホームの運営と経営、医療の役割(介護福祉経営士テキスト参照)

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

【はじめに】

令和6年度の診療報酬・介護報酬改定対応に奔走された医療機関が多いことでしょう。

・急性期の厳格化と高齢者救急医療の受け入れ態勢の整備
・基本診療に対する賃上げ分の上乗せ
・負担軽減や連携を促進する取り組み・DX化の評価
・感染対策の労力を補填する加算
・生活や食事を支え、改善するための多職種の協働、地域との連携

を推進するために、新規点数の設定、既存点数の是正が加わったと感じています。
令和8年の改定に向けて、引き続き、森(全体)を見て、木(個別項目)を見ていく必要がありますね。

【理由・参考書】

医療介護連携が重要視されていますので、介護福祉経営について大枠を学習しています。

介護福祉経営士テキスト基礎編2ー3
「介護福祉産業論」が参考書です。

( テキストは以下からどうぞ。
https://www.jmpshop.jp/products/detail/855
「介護福祉経営士テキスト JMIP」で検索してください。 )

学習目標として、介護福祉経営士2級の受験を考えています。
こういった試験・テキストの良いところは知識や体系を網羅的に学べることです。
私自身の理解や補足確認した内容などが混ざりますので、
詳細や正確な内容を確認したい方は、テキストをご購入ください。

【本日の内容】

今回は、有料老人ホームの運営・経営と、
そこで求められる医療の役割について確認していきます。

1、有料老人ホームとは:多様なサービスと契約形態

有料老人ホームは、高齢者が入居し、
食事や入浴などの日常生活のサポートを受けられる施設です。
ハード面では、個室や共用スペース、浴室、食堂などが整備されており、
ソフト面では、食事サービス、介護サービス、レクリエーションなどが提供されます。

有料老人ホームは、介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、
健康型有料老人ホームの3つの類型に分けられます。
設置主体は、民間企業、社会福祉法人、医療法人など多岐にわたります。

有料老人ホームの利用にあたっては、
建物賃貸借契約、終身建物賃貸借契約、利用権契約などの契約形態があります。
それぞれ契約内容や費用が異なるため、
入居者は自身の状況に合わせて選択する必要があります。

2、設立(設置):事業計画と法規制、人員配置

有料老人ホームを設立する際には、まず適切な事業計画を立てる必要があります。
市場調査、競合分析、収支計画などを綿密に検討し、
実現可能な計画を策定することが重要です。

土地案件情報は、不動産会社などから入手できます。
立地条件や周辺環境、土地の価格などを考慮し、適切な場所を選ぶ必要があります。

また、有料老人ホームの設置には、都道府県への届出や人員配置基準の遵守など、
様々な法規制があります。
人員配置基準では、生活相談員、看護職員、介護職員、機能訓練指導員、
計画作成担当者、常勤管理者などを配置することが義務付けられています。

3、有料老人ホームの現場:リスク管理とケアの重要性

有料老人ホームの現場では、様々なリスク管理が求められます。
契約トラブル、返還金トラブル、金銭トラブル、災害や事故への対応など、
多岐にわたるリスクに対応できる体制を整える必要があります。

外出や食事のイベントなどでは、事故や体調不良のリスクが高まるため、
入居者の安全を確保するための対策が重要です。
リスクとサービスのバランスを考慮し、安全で快適な生活環境を提供することが求められます。

また、有料老人ホームでは、医療機関との連携が欠かせません。
入居者の健康状態を把握し、必要な医療を提供するためには、
医師や看護師との連携が不可欠です。
看護師には、医療的なケアだけでなく、寄り添い、心のケアも求められます。
ケアワーカーの教育訓練や業務評価も、質の高いケアを提供するために欠かせません。

4、有料老人ホームの展望・要望:医療と介護の連携強化

有料老人ホームでは、医療よりも介護に重きを置かれます。
そのため、施設で働く看護師には、医療的な知識や技術だけでなく、
介護ケアの視点も求められます。

介護と看護の協働によるケアサービスを提供することで、
入居者のQOL(生活の質)向上に貢献できるでしょう。
医療と介護施設の連携を深め、地域包括ケアシステムの一員として、
地域の生活を支えていきましょう。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
2023年、中小企業診断士の1次試験の2次試験は突破、次は登録。
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。

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