【理論と実践】診療報酬改定 4つの視点
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令和7年12月22日 医療・介護経営の理論と実践 2779号
■診療報酬改定 4つの視点
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おはようございます。中神です。
昨日までの4つの記事、
令和8年度診療報酬改定の基本方針について、まとめます。
■課題の本質
第1に、物価・賃金上昇と人手不足への対応です。
診療報酬を単純に引き上げるのではなく、
ICT・AI活用やタスクシフティングなど業務効率化を通じて、
限られた資源で質を維持する仕組みが求められています。
第2は、2040年を見据えた地域医療体制の再構築です。
かかりつけ機能の評価と、訪問診療から入院、在宅復帰まで
一貫した支援体制の構築が焦点となります。
第3は、安心・安全で質の高い医療の推進で、
DXやアウトカム評価、リハビリ・栄養・口腔ケアなどの包括的ケアが
重視されます。
第4は、医療保険制度の持続可能性です。
後発医薬品や費用対効果評価を通じた効率化が不可欠です。
■医療機関に求められる視点
共通するテーマは、「同じ資源でより多くのアウトプット(より高い質)を」
という効率化の徹底です。
これまでと異なる医療提供体制への転換を迫られる改定となるでしょう。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

