【理論と実践】話し合いの効果:遠回りのようで、実は近道
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令和7年3月5日 医療・介護経営の理論と実践 2488号
■話し合いの効果:遠回りのようで、実は近道
中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。
■対話を避ける誘惑と向き合う
私たちは時に話し合いを避けがちです。
時間がない、面倒だ、対立を恐れる、結論が出ないのではないかと不安になります。
そんな理由で対話の機会を逃してしまうことがあります。
特にビジネスの現場では、効率性を重視するあまり、
「議論よりも行動を」という風潮も見られます。
しかし、対話からこそ、価値が生まれることもあります・
■思いを聞く
話し合いの第一歩は、相手の思いを聞くことから始まります。
単に言葉を耳に入れるだけでなく、心を開いて相手の考えや感情に寄り添うことです。
「そういうことを考えているんだな」と相互理解が深まった瞬間、
関係性に新たな扉が開きます。
■新たな知見との出会い
対話を通じて、自分だけでは決して気づけなかった知見や状況が見えてきます。
一人の視点には限界がありますが、複数の目で見ることで、
問題の本質により深く迫ることができます・
これは創造的な解決策を見出す上で、極めて重要な要素となります。
■多様な立場を理解する
人はそれぞれ立場が違います。
同じ出来事でも受け取り方は異なり、何によってモチベートされるかも千差万別です。
経営層と現場スタッフ、親と子、教師と生徒—立場が違えば見える景色も変わります。
この多様性を理解することこそが、共感と協力への第一歩です。
■聞く姿勢の大切さ、気づきからアクションへ
効果的な話し合いの鍵は、まず聞くことにあります。
反論や評価を急がず、相手の言葉を真摯に受け取ることが重要です。
このプロセスには時間と忍耐が必要ですが、それによって信頼関係が築かれ、
より本音の交流が可能になります。
対話から、新たな気づき、アイディア、アクションが生まれます。
それまで見えていなかった可能性が開け、創造的な解決策が浮かび上がってきます。
そして、共に考えたプロセスがあるからこそ、実行への意欲も高まります。
■遠回りは近道になる
話し合いは時間がかかります。
短期的には遠回りのように感じるかもしれません。
しかし、先を見れば、それは最も確実な近道です。
対話を避けて進んだ道が行き止まりになり、結局やり直しになることを考えれば、
最初から丁寧に話し合うことの価値は明らかです。
家庭でも職場でも、話し合いの文化を育むことは重要です。
定期的な対話の機会を設け、安心して意見を交わせる環境を整えましょう。
■話し合いのスキルを磨く
効果的な話し合いには、スキルも必要です。
積極的な傾聴、適切な質問、感情のコントロール、建設的なフィードバックの伝え方など、
練習によって向上する要素がたくさんあります。
これらのスキルを磨くことで、話し合いの質はさらに高まります。
■結論:対話の力を信じて
一歩踏み出す勇気が、思いがけない発見と成長をもたらします。
そして、対話を重ねるごとに、その価値を実感できるはずです。
話し合いは遠回りのようで、実は最も確かな近道なのです。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士(登録申請中)、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。