【理論と実践】賃上げ対応と資金繰り

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令和7年12月15日 医療・介護経営の理論と実践 2772号

■賃上げ対応と資金繰り

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おはようございます。中神です。

物価や賃金の上昇が続く中、
2026年度の診療報酬改定は病院経営に大きな影響を与えます。

その中でも、医療従事者の賃上げ支援と医療機関の経営安定化が
最大のテーマになっています。

■賃上げ対応

政府と病院団体が最も力を入れているのが、医療従事者の給与改善です。
現在の複雑な上乗せ制度(看護職の処遇改善評価料とベースアップ評価料)では、
例えば入院ベースアップ評価料だけで165区分に分かれており、
事務負担が大変です。

病院団体からは、こうした複雑な仕組みを整理し、
入院基本料に直接上乗せする形での賃上げ対応を求める声が強まっています。
考えられてはいるな、てゃ思いながらも、
四半期ごとの給料計算と診療報酬の実績確認との突合など、
手間だな、と感じます。

■資金繰りの悩みに新しい支援制度

もう一つの課題が、高額医療機器の導入や病院の建て替えに伴う資金難です。
特に消費税がキャッシュフローを圧迫しています。

この対応として、来春には福祉医療機構(WAM)が
新しい融資制度をスタートさせます。
民間銀行では難しい高額機器の購入資金を、
無利子期間や返済猶予付きで支援するというものです。

その他、いろいろな情報が出てきます。
厚生労働省の発表をチェックしながら、
組織内での情報共有を進めていきましょう。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
https://hcmi-s.net/weblesson-hcm/jmp_consult_01/  (講座)
https://healthcare-mgt.com/article/iryo/jmp_consulting01/  (紹介)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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