【理論と実践】賃上げ対象の拡大と、事務負担の軽減へ

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令和8年3月23日 医療・介護経営の理論と実践 2869号

■賃上げ対象の拡大と、事務負担の軽減へ

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おはようございます。中神です。

厚生労働省から「令和8年度診療報酬改定」について、
説明動画(3/5)が公開されました。

スライドを見れば分かるものも多いですが、
説明される要所要所で、国が推し進めたいポイントが見えてきて興味深いです。

さて、その中身です。

■評価の対象職種の拡大

令和8年度の診療報酬改定では、医療従事者の処遇改善がさらに前進します。

今回の目玉のひとつが、賃上げ(ベースアップ)評価の対象職種の拡大です。
これまでの改定では看護師等の医療専門職が中心でしたが、
今改定からは事務職員、40歳未満の医師・歯科医師、薬局薬剤師も
対象に加わります(経営者・役員は除く)。

医療機関全体でのベースアップが制度的に後押しされる形となります。

■以前から継続して賃上げに取り組んできた医療機関

また、令和7年度以前から継続して賃上げに取り組んできた医療機関については、
入院基本料等の引き上げが行われます。
一方で、ベースアップ評価料の届出を行っていない、
継続的に賃金アップをしていない場合など、
減算の対象となる点にも注意が必要です。

継続的な取り組みが、文字どおり”点数”に直結する時代になってきました。
今からでも、対応していくことが求められます。

■事務面の扱い

事務面では、ベースアップ評価料の算出において、
同一の給与体系に基づく保険医療機関を複数有している法人の場合、
法人内の複数保険医療機関を通算できます。
法人として一体的に賃上げを管理している医療機関にとっては、
実務上の手間が大きく軽減されるでしょう。

さらに、短期入院(2日以内)の入院診療計画書について、
文書説明・交付・署名が不要となる簡素化も行われます。

患者対応と書類業務の両面で、現場の負担軽減が期待できます。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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