【理論と実践】部下のモチベーション・パフォーマンスの向上

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令和6年9月24日 医療・介護経営の理論と実践 2326号

■部下のモチベーション・パフォーマンスの向上

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

今日は、三宅琢氏の「マネジメントはがんばらないほどうまくいく」の学びをシェアします。

 

 

この本では、部下の行動や職場環境に焦点を当てることで、
部下のモチベーションやパフォーマンスを向上させるシンプルな方法を提案しています。

以下では、その具体的なポイントを見ていきます。

1、マネージャーの役割

マネージャーの役割は「仕事に関する行動」を管理することであり、
部下の内面や心の状態に深く関わる必要はないとされています。
大切なのは、仕事に関連する具体的な行動に問題がある場合、
それを改善するための最小限の努力をすることです。

「なぜできないのか?」という原因を追求するのではなく、
「どうすればできるようになるか?」に焦点を当てることが重要です。
これにより、マネージャーは余計なストレスを抱え込むことなく、業務に集中できます。

2、メンタル

また、職場におけるメンタル不調の原因として、
仕事の「不平等感」「孤立感」「裁量権の不在」が挙げられています。
これらを解消するためには、部下に適切な裁量を与え、
孤立感を感じさせないようにすることが大切です。
管理職としては、部下の健康に配慮しつつも、職場環境の管理に努めるべきです。

3、セルフケアとラインケア

「セルフケア7割、ラインケア3割」という考え方も紹介されています。
部下の健康管理において、セルフケアが基本であり、
ラインケアは補助的な役割を果たすという考え方です。

セルフケアとは、「食う・寝る・遊ぶ」を意識的に取り入れることで、
心と体の揺らぎを感知し、適切に休養を取ることを指します。
マネージャー自身も、まず自分のケアをしっかり行うことが求められます。

4、行動変容

行動を変えることが強調されています。
自分自身を大きく変える必要はなく、行動や言葉を変えることで、
自然と結果も変わってくるという考え方です。

特に、厳しい時こそ「ありがとう」という言葉を使うことで、
ポジティブな行動を促すことができるとされています。
これにより、脳が自然と「感謝すべき理由」を考え始め、前向きな行動へとつながります。

5、周りの人の軸を知る

部下のモチベーションを高めるためには、「相手の軸」を見つけることが大切です。
これは、部下が何に興味を持ち、どのような部分にやる気を感じているのか
探るための問いかけを通じて見つけていくものです。
また、成功体験を見逃さず、部下の行動をしっかりと認め、褒めることも重要です。

部下にどのように改善できるかを聞き、一緒に解決策を考え、選択肢を提示することで、
部下の主体的な行動を引き出すことができます。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
医療経営士1級(2023年合格)、中小企業診断士2次試験合格(2023年度)、次は登録。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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