【理論と実践】Win-Winな目標設定と評価の5つのポイント
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令和7年2月9日 医療・介護経営の理論と実践 2464号
■Win-Winな目標設定と評価の5つのポイント
中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。
今日は、「スティーブン・R・コヴィー. 完訳 7つの習慣 人格主義の回復」より、
Win-Win実行協定という内容が印象に残りました。
私たちが、他者とコミュニケーションをとって、
お互いにとって良い成果を生み出すためには、
次の5つの要素をはっきりと決めることが大切、とのことです。
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1、望む成果:いつまでに、何を達成するのか(手段を決めるのではない)
2、ガイドライン:望む結果を達成するときに守るべき基準(規則、方針など)
3、リソース:望む結果を達成するために使える人員、資金、技術、組織のサポート
4、アカウンタビリティ(報告義務):結果を評価する基準、評価する時期
5、評価の結果:達成度合い、貢献度合い、評価の結果としてどうなるのか
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ビジネスにおいて、目標設定と評価は非常に重要ですよね。
しかし、ただ目標を掲げるだけでは効果的な成果は得られません。
Win-Winな成果を生み出すための5つの重要なポイントがあります。
1、望む成果を明確にする
最も重要なのは「何を」達成するかです。
「どうやって」ではありません。
期限と具体的な達成目標を明確にすることで、
チームメンバー全員が同じ方向を向いて進むことができます。
2、ガイドラインを設定する
目標達成の過程で守るべき基準やルールを明確にします。
これにより、チームメンバーは自由に創意工夫できる範囲を理解し、安心して行動できます。
3、リソースを明確にする
目標達成に使える経営資源(人員、資金、技術など)を明確にします。
これにより、現実的な計画立案が可能になり、
途中でのリソース不足による計画の頓挫を防ぐことができます。
4、アカウンタビリティを設定する
進捗報告のタイミングと評価基準を具体的に定めます。
これにより、問題の早期発見と対応が可能になり、
最終的な成果の質を高めることができます。
5、評価結果の影響を共有する
目標達成(または未達)が、どのような結果をもたらすのかを明確にします。
これには金銭的報酬だけでなく、キャリアの発展機会や組織への影響なども含まれます。
これらの要素を明確にすることで、チームメンバーは自信を持って行動でき、
組織全体としての成果も向上します。
特に重要なのは、これらが相互に関連し合っているという点です。
一つでも欠けると、期待する成果を得ることは難しくなってしまいます。
Win-Winの関係を築くためには、これら5つの要素について、
率直なコミュニケーションを通じて合意を形成することが求められますね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士(登録申請中)、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。