【理論と実践】高齢者介護・医療的ケアの今後の展望と課題(介護福祉経営士テキスト参照)

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令和6年7月19日 医療・介護経営の理論と実践 2259号

■高齢者介護・医療的ケアの今後の展望と課題(介護福祉経営士テキスト参照)

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

【はじめに】

令和6年度の診療報酬・介護報酬改定対応に奔走された医療機関が多いことでしょう。

・急性期の厳格化と高齢者救急医療の受け入れ態勢の整備
・基本診療に対する賃上げ分の上乗せ
・負担軽減や連携を促進する取り組み・DX化の評価
・感染対策の労力を補填する加算
・生活や食事を支え、改善するための多職種の協働、地域との連携

を推進するために、新規点数の設定、既存点数の是正が加わったと感じています。
令和8年の改定に向けて、引き続き、森(全体)を見て、木(個別項目)を見ていく必要がありますね。

【理由・参考書】

医療介護連携が重要視されていますので、介護福祉経営について大枠を学習しています。

介護福祉経営士テキスト基礎編1ー5
「高齢者介護と介護技術の進歩」を参考書に使っています。

( テキストは以下からどうぞ。
https://www.jmpshop.jp/products/detail/851
「介護福祉経営士テキスト JMIP」で検索してください。 )

学習目標として、介護福祉経営士2級の受験を考えています。
こういった試験・テキストの良いところは知識や体系を網羅的に学べることです。
私自身の理解や補足確認した内容などが混ざりますので、
詳細や正確な内容を確認したい方は、テキストをご購入ください。

【本日の内容】

本日のテーマ・内容は、「高齢者介護・医療的ケアの今後の展望と課題」です。
介護の現場で看護師が果たす役割や養成について、確認してみましょう。

1、福祉施設とリハビリ職の役割

介護老人福祉施設では、リハビリ職の配置が義務付けられています。
リハビリ職の役割は、入居者ができる限り自立した生活を送れるよう、
身体機能の向上や生活動作の改善をサポートすることです。

近年、障害に対する考え方が変わり、身体機能そのものの障害だけでなく、
生活機能や環境との関係も重視されるようになりました。
この考え方を「生活機能モデル」(ICF)と呼びます。
また、介護施設では、在宅での生活を支援するための取り組みを評価する
「在宅支援機能加算」が設けられている点も関連して確認しておきたい内容ですね。

2、高齢者介護と医療的ケア

高齢者介護の分野では、介護職員が医療的ケアを行う「医療的介護」の制度化が進んでいます。
それと同時に、医療者が在宅で医療的ケアを行うことも増えてきています。
医療職と介護職が連携し、高齢者の安全と安心を最優先に考えた環境を整えることが求められますね。

3、介護職の専門性と連携

介護職の主な役割は、生活支援です。
高齢者の尊厳を守りながら、法令や制度を理解し、
個々のニーズに応じた支援を提供することが求められます。
そのニーズを満たすためにも、医療と介護の連携、情報共有が重要であり、
チームでのアプローチが求められます。

4、施設における医療的介護の課題

施設では、看護職と介護職が連携して医療的ケアを提供します。
日中における看護師の配置は充実していても、夜間での配置が難しい、という現実があります。
個別ケアを提供するユニットケアが導入され、
サービスの質が向上する環境が整備されてきた一方で、
看護職や介護職の負担が増えています。
医療的ケアを必要とする利用者が増えていく中で、さまざまな課題を抱えていると感じます。

5、在宅医療と介護の現状

在宅介護では、家族の介護力だけではなく、医療関係者の支援が不可欠です。
医療依存度の高い高齢者が増える中で、医療職の人手不足が懸念されています。
生活の質を向上させるために、介護職と医療職のチームでのケアが重要ですね。

6、高齢者介護の今後の課題

身体拘束の抑制、高齢者虐待防止、情報公開の導入など、さまざまな環境整備が進んでいます。
一方、介護給付の増大により財源不足が顕著になり、
制度の複雑化やサービスの制限が課題となっています。

利用し得る社会資源や制度を熟知し、利用者と情報を共有し、
利用者・サービス提供者がお互いにより幸せになれるように関わっていくことが求められますね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
2023年、中小企業診断士の1次試験の2次試験は突破、次は登録。
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。

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