【1323】ブランディングを応用したタンジェントポイント戦略

~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

今日は、昨日に続き、「集患プロフェッショナル」より学びをシェアします(^-^)

クリニック、病院を運営していくにあたり、損益分岐点を超える患者数を獲得する、
というのは経営の大前提であり、利益を出すことは必須です。

そこで必要となってくる大事なポイントが、
「ブランディングを応用したタンジェントポイント戦略」とのことです。

ブランドの価値や認知度を自院の製品やサービスに戦略的に埋め込む、
ということ。
ブランディングの中で重要なことは、「物語を作り込む」ということであり、
それが自院の価値を高めることになります。

良い医療を届けるのは必須ですが、
患者が集まるかどうかは良い経営をできているかどうか、
ということが大事、ということですね。

そこで考えるべき大事なことの一つが、SWOT分析です。
突然ですが、自院の強みを30個言えるでしょうか。
例えば、これらを考えに考え抜くことが大事、とのこと。
自分で考えることが大事です。

また、外部からの指導を受ける、ということについても言われていました。
内発的なモチベーションには限界があります。
そこで外発的なインセンティブが必要となります。
そのきっかけになるのが、コンサルタントの指導であったり、他者からの助言です。

その指導事例の一つに、「アイディア1000本ノック」ということがあり、
印象的でした。
「ノウハウの考え方」を教えるのがコンサルタントであり、
ノウハウそのものを教えるのではない、ということです。
魚を渡すのでなく、魚の釣り方を教える、という有名な逸話の通りですね。

タンジェントポイントの詳細は、前回の記事を参考にしていただきたいですが、
端的にいうと、「患者さんと接触するポイント」とのことです。

「真実の瞬間」ということも紹介されていますが、
患者さんにとって、サービスを受けた時や接触した時こそ、
「その患者さんにとっての自院のイメージ」を作ることになります
他でどれだけ素晴らしいことをしていても、それは知ったことでない、
ということですね。

それらの患者さんと接触するポイントで、どんな戦略をとっていくのか。

その視点として、

新患獲得の視点
離反防止の視点
頻度増加の視点
単価適切化の視点

があります。これらの4つの視点を持ち、
経路分析や、患者住所のマッピング、
アナログまたはデジタル媒体による情報提供、イベントマーケティング、
ホームページなどを展開していく。

マーケティングのAISASモデル、収支シミュレーション、レセプト分析表、
プロセスマネジメントシート、モニタリング法、RFM分析、疾患別患者分析など、
様々なツール、情報が紹介されていましたので、
これらの詳しい内容を知りたい方は、ぜひ本を読んでいただければ良いと思います。

とても参考になる本でした。実践あるのみです。

以上です。では、また明日(^-^)v

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
https://hcmi-s.net/weblesson-hcm/jmp_consult_01/  (講座)
https://healthcare-mgt.com/article/iryo/jmp_consulting01/  (紹介)

◇過去の内容、記事はこちらから是非(^-^)
https://wakuwaku-kokoro.net/

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