【理論と実践】医療従事者と、人をリスペクトするということ
~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~
ご友人等へのメルマガ紹介はこちらから。
https://www.mag2.com/m/0001682907
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
令和5年1月6日 病院経営の理論と実践 1699号
■医療従事者と、人をリスペクトするということ
中神勇輝(なかがみゆうき)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おはようございます。中神です。
最近は、中小企業白書を通して、医療・介護業界を知る、という進め方をしています。
今日は、「共通価値としての「脱炭素化」と「ビジネスと人権」への対応」のうち、「ビジネスと人権 」です。
まず、人権デュー・ディリジェンスという言葉が紹介されていました。
これは、「事業活動に伴う人権侵害リスクの把握・予防・軽減策を講じること」を指します。
組織にとって大事なことは、お互いの人権・言動をリスペクトすること、と思います。
もちろん、してはならない言動は戒めるべきです。
しかし、そうでない場合は、お互いを尊敬し合う姿勢・行動をしたいものです。
・従業員規模別に中小企業の企業活動における人権尊重の認識状況
従業員規模が大きい企業ほど、企業活動における人権尊重を認識している割合が高くなっている。
また、いずれの従業員規模においても7割超の企業が「認識している」と回答。
・人権方針策定状況
従業員規模別では、301人以上の企業では3割以上で既に策定している。
一方、50人以下の企業においては策定している企業の割合が 1割以下にとどまっている。
・販売先からの人権尊重に関する取組の働きかけや要請の有無
従業員規模別では、 301人以上の企業において、「ある」と回答した 企業の割合が1割。
とあります。
多くの企業(7割程度)が人権尊重を「認識」しています。
しかし、「人権方針を策定」している企業となると、3割程度です。
従業員規模の小さい企業であは、1割以下です。
そして、実際に「働きかけて」いるのは、従業員規模の大きな企業でも1割です。
医療機関は、医師を頂点としたピラミッド社会で、
職場によってはストレスフルになることもあります。
(もちろん全部が全部ではありません)
忙しさから、相手を思いやる心が失われることもあります。
体調を崩され、辛い思いの患者さんも多く、
患者さんとのやり取りでも通常のコミュニケーションが取れないことがあります。
患者さんを労わって当然、自分を犠牲にして当然、ということになりがちです。
放っておくと、人としての尊厳が軽視されやすいです。
事業活動を維持・利益を出すことは基本です。
働いている人や患者さんが幸せでないと、何のための活動なのか・・・となってしまいます。
人としてリスペクトし合えるように、意識づけ、声かけ、働きかけできる組織でありたいと思いますね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
この記事を書いたのは、こんな人。
ーーーーーーーーーーーーーーー
地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。