【理論と実践】高齢化社会を支える「リハビリテーション」
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令和7年8月7日 医療・介護経営の理論と実践 2642号
■高齢化社会を支える「リハビリテーション」
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おはようございます。中神です。
今回は、超高齢社会の日本において、
その重要性が高まる「リハビリテーション」についてご紹介します。
■高齢者の生活を支えるリハビリテーション
日本では、高齢者医療が病気を「治す」だけでなく、
生活を「支える」医療へと大きく転換しています。
リハビリテーションは、患者様のADL(日常生活動作)の維持・向上に不可欠な要素であり、
入院をきっかけとした「廃用症候群」の予防にも極めて重要です。
特に、入院早期からのリハビリテーションを、
栄養管理や口腔ケアと一体的に進めることで、
高齢者の方々が住み慣れた地域やご自宅で安心して生活を続けられるよう支援しています。
診療報酬における、急性期リハビリテーション加算と
早期リハビリテーション加算の評価もその表れです。
■医療現場での多様な取り組み
医療現場では、回復期リハビリテーション病棟など、
集中的なリハビリテーションを提供する特定入院料を算定する病棟もあります。
これらの病棟には、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といった
専門職が他の病棟に比べて多く配置される傾向にあります。
また、地域包括ケア病棟でもリハビリテーションが提供され、
患者様の早期在宅復帰を支援していますし、在宅復帰率も施設基準の一つです。
国は、データに基づく適切な評価を推進するため、
「リハビリテーションデータ提出加算」を設け、
質の高いリハビリテーション提供を後押ししています。
入院中だけでなく、外来医療や在宅医療の場面でも、
患者様の身体機能や状態に応じた適切なリハビリテーションが継続的に提供されるよう、
医療機関や多職種間の連携強化が進められています。
通所リハビリテーションや訪問リハビリテーションなど、
医療介護連携の推進も大きな課題の一つですね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。