【理論と実践】病院受診の疑問!「紹介受診重点」と「かかりつけ医」の違い
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令和7年8月10日 医療・介護経営の理論と実践 2645号
■病院受診の疑問!「紹介受診重点」と「かかりつけ医」の違い
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おはようございます。中神です。
先日、富山にも、ようやく雨が降りましたが、大雨でした・・・。
なかなかうまくいかないものです。
さて、今日は、紹介受診重点医療機関について見てみましょう。
■医療機関には、その役割に応じて異なる機能がある
今回は「外来機能報告制度における「紹介受診重点医療機関」
「かかりつけ医機能を担う医療機関」の目的と違いについて、です。
外来機能報告制度とは、何でしょうか。
医療機関が自身の外来診療状況や
「紹介受診重点医療機関」となる意向を都道府県に報告し、
地域で協議され、決定・公開される仕組みです。
■紹介受診重点医療機関
主に、高度な医療資源を要する外来(入院前後の診療、高額機器利用等)が対象となります。
いわゆる紹介受診重点外来について、初診に占める割合で、40%以上、再診に占める割合で、25%以上です。
大規模な病院の直接受診を抑制し、外来機能分化と患者の流れを円滑化することが目的です。
紹介状なしで受診した場合、定額負担の徴収が義務付けられ、
紹介率50%以上、逆紹介率40以上が基準です。
■かかりつけ医機能を担う医療機関
地域の身近な診療所や中小病院として、
風邪から慢性疾患まで継続的かつ総合的な日常診療を提供します。
健康に関する不安や悩みに対し、相談に乗ります。
自身の専門外の疾患や治療が必要な場合は、適切な専門医や医療機関を紹介します。
地域の医療機関や介護施設、行政機関などと連携し、患者さんの包括的なケアを支援します。
紹介受診重点医療機関が専門的・集約的な医療を担うのに対し、
かかりつけ医は日常的・包括的な医療を提供する役割をもちます。
外来機能報告制度は、これらの機能分化と医療連携を促進するための基盤となっています。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。