【理論と実践】医療DXと働き方改革の推進
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令和7年10月3日 医療・介護経営の理論と実践 2699号
■医療DXと働き方改革の推進
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おはようございます。中神です。
2026年度の診療報酬改定に向けて、
ここ最近のトピックを振り返ってみましょう。
医療機関の厳しい経営状況や賃上げへの対応や、医療DXの推進や医師の働き方改革、
新たな地域医療構想の実現に向けた具体的な評価体系などが議論されています。
【医療DXと働き方改革の推進】
医療現場の負担軽減と効率化のため、
医療DXの推進と、それに伴う評価の見直しが求められています。
医療DXを推進するために必要なことは、
トップのリーダーシップ、現場での理解、スモールスタートなど、さまざまです。
理由なき変化を嫌うのが人間です。
なぜ、DXが必要なのか、単なる効率アップでは説明がつかない課題を明確にし、
関係者とともに、組織として取り組んでいく必要があります。
【主な論点・要望】
1、人員配置基準の緩和
医療DXを推進するインセンティブとして、
専従要件や兼務禁止規定を含めた人員配置基準の緩和を求める声があります。
いくら効率化して、人員を少なくできる体制をつくったところで、
極端な言い方をすれば余剰人員でも配置しなければいけない状況で、
効率化しよう、というインセンティブが働かないことが問題視されています。
2、オンライン診療
へき地で高齢者にオンライン診療を実施する場合、
機器操作の補助などでコストや時間がかかるため、
負担に見合う診療報酬の引き上げが必要との意見が出ています。
地域によって、対応できるハード面の整備具合は異なりますし、
そもそも点数が低すぎます。
オンライン診療を行うにあたって、規制に適合できる(安心して使える)
オンラインシステムを導入しようと思えば、その分、コストもかかります。
「便利!」だけでは使うに踏み切れない事情がありますね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。