【理論と実践】富山マラソン走り切りました(vol.4)

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令和7年11月7日 医療・介護経営の理論と実践 2734号

■富山マラソン走り切りました(vol.4)

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おはようございます。中神です。

富山マラソンを終えて、来年に向けて、準備段階です。

今日は、『ランニングする前に読む本』(講談社 田中宏暁氏)より。

これまで述べてきた内容について、科学的・医学的根拠がたくさんありました。
備忘録までに紹介(記録)しておきます。

■乳酸閾値と最大酸素摂取量

マラソンが速くなるための必要なことは、大きく2つです。

・乳酸閾値を上げること
・最大酸素摂取量を増やすこと
(最大酸素摂取量とは、心臓から送り出される骨格筋に集められる血液量と、
骨格筋が酸素を消費する能力です。体力を測る指標でもあります。)

ここで、上記のための必要なものが、
「ミトコンドリア」と理解しています。

ミトコンドリアとは、細胞の中にある小器官で、
エネルギーを生み出す働きがあります。
CP(クレアチンリン酸)と連携して、エネルギーが生み出されます。

そのエネルギーの生成量は、酸素の運搬能力に依存します。
ピルビン酸というものがあり、
これは、酸素が供給量が多ければ、エネルギーになります。
逆に、酸素の供給量が減ると、ピルビン酸というものが、
乳酸になってしまう、ということです。

■にこにこペースのランニングの効果

ここまでの内容を振り返ります。

にこにこペースのランニングは、必要な酸素量が少なく済みます。
つまり、酸素の運搬能力が低くても、
ある程度、酸素の供給量を維持できます。

ミトコンドリアとCP(クレアチンリン酸)と連携することで、
いつまでも、エネルギー(ATP)を供給し続けられる、ということです。

乳酸が発生しにくい程度の負荷量、
つまり、にこにこペースで走り続けることが如何に大事か、
分かりますね。

ちなみに、グリコーゲン(糖質)という物質があって、
これはは、ガソリンのようなものです。
保有できる量が限られており、マラソンでいえば、
30km程度で枯渇します。

そこで、そのグリコーゲンを使わずに、
脂肪を使って、走り続けることができます。
それが、にこにこペースでのランニングです。

■ミトコンドリアの機能を強化する

ミトンドリアの機能が高いと、
ピルビン酸を速やかに分解してくれるため、
乳酸になりにくい、ということです。

そして、ミトコンドリアの強化に必要なものが、
PGC -1αの発現であり、その発言の目安となる強度の運動が、
にこにこペースのランニングであり、
これらを継続することが重要、ということです。

■食事内容

低炭水化物食・高脂肪食が良い、とのことです。

難しいことは、正直、理解できていませんが、
普段の食事で、脂肪をエネルギーとして使う体に仕上げておく。

そして、マラソン数日前に、炭水化物食(全体の70%程度)に切り替えて、
マラソン用に、エネルギーをチャージしておく。

ということで、本日で、マラソン特集は終了です。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。

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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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