【1366】医療機関を取り巻く関係者って?
~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~
1366日目。がみチャンネルより、中神がお届けします(^_^)
今日は、「医療機関を取り巻くステークホルダー」について。
今回も医療経営士の1級試験の予想問題集の学びのシェアです。
「顧客」とは誰でしょうか。
医療機関にとって真っ先にあげられるのは「患者」ですよね。
顧客とのは、誤解を恐れずに言えば、直接収入となる相手のことです。
つまり、医療機関にとっての顧客とは、狭い意味でいえば、患者がメインです。
そうなると、周りのクリニックや医療機関は、顧客ではなくなります。
クリニック、医療機関、介護施設、行政、救急隊、大学病院、業者は、どのような扱いになるでしょうか。
広い意味では、顧客と言えるかもしれませんが、もう少し正確にいうと、コンタクトポイント、と言えます。
コンタクトポイントとは、その顧客が自分の医療機関に受診するきっかけとなるような存在のことです。
もちろん自分の立ち位置や捉え方によって、その関係性は変わるかもしれません。
自分のところに顧客を導いてくれるコンタクトポイントである周りの関係者は大事にすべきです。
(ちなみに、コンタクトポイントとは、人だけでなく、看板やホームページといったすべての接触ポイントのことです)
例えば、医療機関であれば、回復期病棟や地域包括ケア病棟に、急性期後の患者を送ることもあるでしょう。
または、症状の悪化や原因不明の疾患等で、高度急性期の病床に紹介することもあるでしょう。
重症ではないが医療を必要とする患者がいれば、医療療養病床に紹介することもあるでしょう。
次に、介護施設であれば、自宅復帰を望まれるなら老健。
経管栄養や吸痰等があれば介護療養病床や介護医療院。
終身を希望されるなら特養。
また、家族に介護力があれば、訪問診療や訪問介護、通所リハといったことも考えられます。
大学であれば、ドクターを派遣していただいたり、紹介していただいたりもあります。
行政は、いろいろな補助金のこともありますし、公的医療機関もある意味、行政です。
業者も、同じく大事です。医療を提供するために必要な仲間です。
普段からの安定した共有、緊急時の対応等をしてもらえるように関係性を作っておくことが重要ですね。
最後に写真は問題集の内容を1枚の絵にしたものです。ご参考になってください。面白かったです。
以上です。では、また明日(^-^)v
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
この記事を書いたのは、こんな人。
ーーーーーーーーーーーーーーー
地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。