【1385】外来患者さんの受診のきっかけを知ろう
~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~
1385日。がみチャンネルより、中神がお届けします(^_^)
今日は、「外来患者さんの受診のきっかけ」について。
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係がありません。全ての文責は私個人に属します。)
経営資源といえば、人・物・金・情報です。
その経営の大きな要素になるのが収益です。
収益は、単価と患者数の掛け算です。
最近は、その患者さん、という視点から記事を書いています。
患者数の増減は、病院経営に大きな影響を与えます。
毎月の外来患者数や入院患者数をチェックするのは、病院にとって当然です。
患者数が極端に減っていれば、何かしらの要因があります。
分析し、必要があれば対策を立てる必要があります。
その入院患者さんの入院経路は大きく3つあります。
・外来
・救急搬送
・紹介
救急搬送と紹介は、以前、記載いたしました。
本日は、その中で、外来について考えてみます。
救急搬送、紹介以外の理由で考えると、外来の受診のきっかけには様々なものがあります。
・近所で通いやすいから(かかりつけ医の役割)
・口コミ、評判を聞いたから
・健診で引っかかったから
・ホームページやSNSを見たから
いろいろありますね。
自法人で作っているメディアを縁に来られる場合もあります。
他者からの評価・口コミによって来られる場合もあります。
きっかけとなるものが幅広すぎて、「これだ!」という対策を立てにくいところです。
とはいえ、外来患者さんが安定して来られるかどうか、とても大事です。
患者数の多さは、地域からの信頼の証です。
外来から入院される方も多数ありますので、外来患者の集患は大事です。
例えば、ホームページからの受診が多いのであれば、どんなものが見られているかチェックが必要です。
どういった疾患の方に受診してほしいのか、という目的から、ホームページの内容を検討したいです。
また、外来受診された方の地区別(どの地域から来られているか)の状況もチェックしておきたいところです。
これは、地図ソフトと、患者情報があれば、地図へのプロットは十分可能です。
それぞれ分析をして、どういった理由で受診しているのかを確認しましょう。
自法人にとって受診の大きなきっかけになっているものがあれば、スポットライトを当てて一つ一つ手を打っていきたいですね。
例えば、口コミの効果は絶大です。良いのも悪いのも評判は広がります。
患者さんに向き合い、よりよい診療を行っていくことが結果として良い口コミを増やします。
もちろん、口コミを得ることが診療の目的ではありませんが、患者さんの心に寄り添った医療を提供すること。
その評価(口コミや患者満足度アンケートの結果)がどのように変化したかを見て、自法人のサービスの質を見直すきっかけになります。
ホームページを充実させたり、SNSへの投稿を頑張ることも1つです。
ページごとの分析に加えて、診療科別での分析も大事です。
ということで、次回は、ホームページの中身について考えてみたいと思います。
以上です。では、また明日(^-^)v
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)