【1485】保険外併用療養と2022年度の診療報酬改定
~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~
中神勇輝です!
1485目。「病院経営の理論と実践塾」より、日々の学びや気づきをお知らせします(^_^)
しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。
今日のテーマは「保険外併用療養と2022年度の診療報酬改定」について。
まず、保険外併用療養費制度について、確認します。
通常、保険診療と自由診療の併用は禁止されています。
混合診療の禁止です。
同一の治療に対して、自由診療を併用して行う場合、保険診療まで自費になってしまいます。
その基本のルールと異なる制度が設計されているのが「保険外併用療養費制度」です。
2つ挙げましょう。
一つが、選定療養です。
今回の診療報酬改定では、一般病床の200床以上の病院の初診料は、5000円から7000円へ。
再診料は、2500円から3000円に自己負担額が引き上げられました。
もう一つが、評価療養です。
今回の診療報酬改定では、不妊治療が先進医療として認められました。
保険診療(例えば、診察料や検査など)は保険適用、先進医療(治療の部分)は自己負担、ですね。
また、患者申し出療養ということも紹介されていました。
未承認薬等の使用とのことです。
今後、ますます医療の選択肢は広がっていくでしょう。
患者さんが適切な医療を受けられるよう、医療機関として情報を発信していくことは、
コミュニティアカウンタビリティ、と言えますね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)