【理論と実践】減価償却費と、返済金(行って、来い?)
~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~
ご友人等へのメルマガ紹介はこちらから。
https://www.mag2.com/m/0001682907
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
令和4年10月31日 病院経営の理論と実践 1632号
■減価償却費と、返済金(行って、来い?)
中神勇輝(なかがみゆうき)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おはようございます。中神です。
10月ももうすぐ終わりですね。
さて、昨日の続きです。
「減価償却費」は、実際には、お金が出て行かない書類上の費用ですので、
減価償却費分は、お金が手元に残っている、と考えて良いです。
その減価償却費分(建物や医療機器のコスト)を返済金に充てることができる、
といっても良いかもしれませんね。
ここまでが、前回の最後です。
減価償却費は、建物や医療機器を購入した際に、
数年、数十年先にわたって継続的に発生する費用です。
返済金も、同様に長期間にわたって、継続的に発生する支出です。
なんか似ていますよね。
毎月、費用が発生、毎月支払いして、「行って、来い」です。
もちろん借り入れをせずに購入したのであれば、
単純に費用(減価償却費)だけ計上することになります。
しかし、自己資金で、すべて出し切れる医療法人は多くないでしょう。
一部が自己資金、大半は借り入れとすると、
借り入れ金の返済と減価償却費は自ずと似てきます。
借り入れの期間と減価償却(価値が減って、無くなる)の期間も異なれば、
ズレることもありますので、一概に言えないことありますが・・・。
費用(として計上しつつも、お金が出ない)と、
支出(費用として計上しないが、返済金でお金が出ていく)が違うという点があります。
知っておきたい、お金の流れ、です。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
この記事を書いたのは、こんな人。
ーーーーーーーーーーーーーーー
地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)