【理論と実践】中小企業白書と医療機関の違い
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令和4年11月27日 病院経営の理論と実践 1659号
■中小企業白書と医療機関の違い
中神勇輝(なかがみゆうき)
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こんにちは。中神です。
子どもが熱を出しました。まだ検査等をしていないので、原因は不明ですが、
保育園でも同様の症状が流行ってきています。
症状はそこまで酷くないですので、だいぶ弱毒化してきています。
そろそろ国の方針転換を期待したいところです。
さて、本題です。
中小企業の動向について、中小企業白書の内容より学びをシェアします。
元ネタは、早稲田出版さん発行の特訓問題集2023年試験用のYouTube動画です。
試験対策上、ポイントとなる項目について紹介されていました。
付加価値額
従業者数
売上高
売上高経常利益率
労働生産性
開業率・廃業率
自己資本比率
借入金依存度
損益分岐点比率
ソフトウェア投資比率
このあたりですね。
私の扱っているテーマは医療・介護です。
中小企業白書と、医療機関は別物や!と思うかもしれませんが、
そんなことない!というのが私の意見です。
なぜなら、病院やクリニックのほとんどが、中小企業、小規模企業です。
世の中には、中小病院やクリニックばかりです。
であれば、医療機関を取り巻く環境を考えるにあたり、
中小企業を取り巻く環境を知っておくことは有効です。
という前置きを置いて、先に触れた
「付加価値額、従業者数、売上高、売上高経常利益率、労働生産性、
開業率・廃業率、自己資本比率、借入金依存度、損益分岐点比率、
ソフトウェア投資比率」
等も関係ありあり、ですよね。
投資以上の利益を出していますか?
そもそも利益を出せていますか?
従業員数を確保しないと、医療・介護サービスは提供できませんが大丈夫ですか?
従業員の確保も大事ですが、生産性を高める努力をしていますか?
環境が変わってきているのに、非効率なことをやっていませんか?
ソフトウェアへの投資は行えていますか?
診療報酬制度は盤石ではありませんので、経営努力が必要ですが、行えていますか?
自己資本は問題ありませんか?
借入金に依存していませんか?
など、課題はたくさんです。
医療機関以外の取り組みや現状を知ることで、他業界と比較できます。
取り組みを参考にできます。
もちろん、自分の業界に精通することも重要ですが、
VUCAの時代、同じ業界のことばかりに目を向けるのは得策ではありません。
新しい視点を持つ、そんな努力をしたいですね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。