【理論と実践】中小企業を支える種々の融資・信用補完等の制度
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令和5年6月11日 病院経営の理論と実践 1855号
■中小企業を支える種々の融資・信用補完等の制度
中神勇輝（なかがみゆうき）
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おはようございます。中神です。
〜今日のテーマ〜
本日の内容は、中小企業を支える種々の融資・信用補完等の制度です。
TBCの問題集（中小企業施策）が参考図書です。
本日は盛りだくさんです！
１、金融対策（融資、信用補完、自己資本の充実）
まず融資ですね。
日本政策金融公庫が行う融資には、小規模事業者経営改善資金融資があります。
これは、商工会・商工会議所、都道府県商工会連合会が経営指導を行うことで、
日本政策金融公庫が無担保・無保証で融資を行います。
その融資には、中小企業事業と国民生活事業があります。
そのうち、国民生活事業には、普通貸付（一般貸付や特別貸付、小規模事業者経営改善貸付）、
生活衛生資金貸付の2つがあります。
中小企業基盤整備機構が行う融資もあります。
例えば、高度化融資です。
次は、信用補完です。
信用保証協会の取り組みがあります。
3つ目は、自己資本の充実です。
大きく3つの体制・制度があります。
中小企業投資育成株式会社、
投資事業有限責任組合、
エンジェル税制です。
２、信用保証制度（信用保証協会）
信用保証協会は、信用保証協会法に基づき、金融円滑化のために整備された公的機関です。
各都道府県を単位として、47法人、市を単位として4法人で、合わせて全国で51の法人があります。
信用保証からの融資・返済（弁済）の流れは以下の通りです。
１）中小企業者から信用保証協会へ保証を申し込む
２）その保証を承諾し、承諾の旨を金融機関に伝える
３）金融機関から中小企業者に融資が行われる
４）中小企業者は金融機関に返済する
５）もし返済が難しい場合は、信用保証協会が代位弁済を行う
６）中小企業者は、信用保証協会に弁済する
この流れは押さえておきましょう。
３、中小企業振興対策
大きく3つの法律があります。
1つ目は、融資や信用補完、税制の視点から支援を行う「地域商店街活性化法」です。
融資では、高度化融資、
信用補完では、中小企業信用保険法の特例、
税制では、譲渡所得の特別控除があります。
2つ目の「中小小売商業振興法」では、
融資や信用補完の視点で支援が行われます。
3つ目の「商店街振興組合法」は、中小企業を振興する体制の1つです。
指導事業などがあります。
４、中心市街地活性化対策
大きく2つの支援があります。
・中小小売商業者等への支援
・協議会等の推進を図るための支援
まず、「中小小売商業者等の支援」から取り上げます。
融資では、中小企業基盤整備機構の高度化融資、
信用保険では、中小企業信用保険法の特例、
税制では、土地等譲渡所得、建物に関する割増償却などです。
2つ目の「協議会等の推進を図るための支援」では、
中心市街地商業活性化診断・サポート事業や
中小企業アドバイザー（中心市街地活性化）派遣事業などがあります。
５、中心市街地活性化法
１）基本方針
中心市街地活性化法の基本方針は、中心市街地活性化本部が案を作成し、閣議決定されます。
２）意見・実施
中心市街地活性化協議会では、基本計画への意見や、認定計画の実施等について意見をします。
市町村は、基本方針を受けて、中心市街地活性化基本計画を作成します。
その基本計画について、内閣総理大臣が認定申請を行い、協議・同意が行われます。
その基本計画の実施支援については、
市街地の整備改善、都市福利施設の整備、まちなか居住、商業の活性化等が行われます。
以上です。では、また明日(^-^)v
（当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。）
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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
（可能なら中小企業診断士も受験する予定。）
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ（HIIT最高！）と読書。
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