【理論と実践】かかりつけ医機能が発揮される効果

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令和5年7月21日 病院経営の理論と実践 1895号

■かかりつけ医機能が発揮される効果

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜今日のテーマ〜

本日の内容は、 医療経営士1級受験対策ということで学びをシェアしていきたいと思います。
(長英一郎さん作成の問題集より)

本日のお題は、

「かかりつけ医機能が発揮される効果」

です。確認してみましょう。

そもそも、かかりつけ医機能とは何でしょうか。

患者さんが、 自分自身の病気や健康について、大病院でなく、
まずは近隣のクリニックや中小病院に受診したり、相談できる、そのような機能が地域にあることを指します。
(と考えます。)

キーワードは「安心」です。

適切に受診や相談できる医療機関があるメリットは何でしょうか?

住んでいる地域で、加齢(高齢化)に伴い、かかりやすくなる疾患に対し、必要な医療を受けやすくなります。
コロナウイルスなどの感染症が拡大したときには、外来受診や訪問診療を受けられる場があれば、
安心して、その地域で暮らすことができます。

コロナウィルスの感染拡大時、近くのクリニックや中小病院で、
コロナ患者を受け入れ切れず、受診難民になった人も多くありました。
もちろん関係性ができたとしても、医療機能には限界がありますので、
かかりつけ医機能が構築されることで全てが解決するとは言えませんが、前進することは間違いないです。

患者と医師・医療機関が継続的に関係性を作っていくことで、一貫した医療を受けることができます。
今後、電子処方箋が普及すれば、 どのような薬を内服しているのか、ある程度把握することができます。
服薬指導もより効果的になっていくでしょう。

関係性の構築が、一貫した医療を受けることにつながり、患者さんの安心につながる、ということです。

そして、大病院に行かなくても、身近なところで医療を受けられるのも、安心の1つです。

大病院からすれば、一次救急の対応などの医師負担の軽減にもつながりますし、
本来発揮すべき二次救急や手術に注力できる、という意味で、大病院にも大きなメリットがあります。
まさに機能分化です。

何より患者さんにとって大事なのは、自分の体や病気のことをよく知っているかかりつけ医が、
自分にとってどのような医療が必要なのか、情報を教えてくれたり、見つけてくれたりすることの安心感です。

まとめます。

地域に根ざしたかかりつけ医がいることで、適切な情報提供や医療サービスを受けられます。
その結果、安心して暮らすことができる、これがかかりつけ医がいることによって発揮される効果と言えるでしょう。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。

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