【理論と実践】マクロとミクロの視点で医療業界を見る

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令和7年12月17日 医療・介護経営の理論と実践 2774号

■マクロとミクロの視点で医療業界を見る

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おはようございます。中神です。

令和8年度診療報酬改定の基本方針の概要が発表されましたね。

改定に当たっての基本認識は以下の通りです。

・日本経済が新たなステージに移行しつつある中での物価・賃金の上昇、
人口構造の変化や人口減少の中での人材確保、
現役世代の負担の抑制努力の必要性

・2040年頃を見据えた、
全ての地域・世代の患者が適切に医療を受けることが可能かつ、
医療従事者も持続可能な働き方を確保できる医療提供体制の構築

・医療の高度化や医療DX、イノベーションの推進等による、
安心・安全で質の高い医療の実現

・社会保障制度の安定性・持続可能性の確保、経済・財政との調和

まずは、大枠を掴んでいきましょう。

皆さん、感じているように、物価・賃金増への対応です。

診療報酬をあげれば解決するのか、というと、
人口減少の中で、国の歳入も減っている中で、
単に支出が増してしまう、さらには将来への借金の増加につながる中で、
単純な話ではありません。

だからこそ、そのバランスを取れるような「適切な医療、働き方」が
模索されています。

厚生労働省も財務省も解決したい問題の根っこは一緒ですが、
向き合っている課題が異なるため、
そのバランスが難しいです。

人が足りなくなっていく中で、
医療の効率化は必須です。

医療や介護の業界から人が去っていくのであれば、
去っていったとしても、運用できる体制が必要です。

国や県といったマクロの視点と、
病院や地域というミクロの視点を持った医療従事者が求められる、
ということですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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