【理論と実践】医療専門職の仕事と介護施設で果たす役割(介護福祉経営士テキスト参照)
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令和6年8月3日 医療・介護経営の理論と実践 2274号
■医療専門職の仕事と介護施設で果たす役割(介護福祉経営士テキスト参照)
中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。
【はじめに】
令和6年度の診療報酬・介護報酬改定対応に奔走された医療機関が多いことでしょう。
・急性期の厳格化と高齢者救急医療の受け入れ態勢の整備
・基本診療に対する賃上げ分の上乗せ
・負担軽減や連携を促進する取り組み・DX化の評価
・感染対策の労力を補填する加算
・生活や食事を支え、改善するための多職種の協働、地域との連携
を推進するために、新規点数の設定、既存点数の是正が加わったと感じています。
令和8年の改定に向けて、引き続き、森(全体)を見て、木(個別項目)を見ていく必要がありますね。
【理由・参考書】
医療介護連携が重要視されていますので、介護福祉経営について大枠を学習しています。
介護福祉経営士テキスト基礎編2ー1
「医療を知る」が参考書です。
( テキストは以下からどうぞ。
https://www.jmpshop.jp/products/detail/853
「介護福祉経営士テキスト JMIP」で検索してください。 )
学習目標として、介護福祉経営士2級の受験を考えています。
こういった試験・テキストの良いところは知識や体系を網羅的に学べることです。
私自身の理解や補足確認した内容などが混ざりますので、
詳細や正確な内容を確認したい方は、テキストをご購入ください。
【本日の内容】
今回は、「医療専門職の仕事と介護施設で果たす役割」について確認したいと思います。
1、医療専門職の資格と法制度:専門性と協調性の両立
医療は日々進歩しており、専門分化が進んでいます。
それぞれの専門性を活かしつつ、チームとして協調していくことが求められます。
介護施設においても、多職種連携は質の高いケアを提供するために不可欠です。
2、医師:介護施設の医療を支える要
介護施設における医師の役割は、入居者の健康管理、診察、治療、薬の処方、
緊急時の対応など多岐にわたります。
医師を雇用する際には、医師の所在地等届出義務など、法的な手続きが必要です。
また、介護施設と連携し、入居者のADL(日常生活動作)の維持・向上、看取りケアなど、
多面的な対応が求められます。
3、歯科医師:口腔ケアで全身の健康を守る
介護施設における歯科医師の役割は、口腔ケア、摂食嚥下機能の評価・訓練、
口腔疾患の治療などです。口腔ケアは、誤嚥性肺炎の予防や全身の健康維持に繋がります。
歯科医師は、介護スタッフと連携し、口腔ケアの指導や口腔機能の維持・向上を支援します。
4、看護師、保健師、助産師:入居者の健康を総合的にサポート
介護施設における看護師の役割は、健康状態の観察、服薬管理、医療処置、
褥瘡(床ずれ)予防、ターミナルケアなど、多岐にわたります。
保健師は、健康相談、健康教育、感染症予防など、施設全体の健康管理を行います。
助産師は、妊娠中や産後の女性へのケアを行います。
看護師、保健師、助産師は、介護スタッフと連携し、入居者のQOL(生活の質)向上に貢献します。
5、薬剤師:薬の専門家として安全な服薬をサポート
介護施設における薬剤師の役割は、薬の処方監査、服薬指導、薬剤管理、
副作用のモニタリングなどです。
多剤服用や相互作用のリスクを評価し、安全な服薬を支援します。
また、介護スタッフと連携し、服薬状況の確認や服薬支援を行います。
6、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士:リハビリテーションで機能回復・維持を支援
介護施設におけるリハビリテーション専門職の役割は、
身体機能や日常生活動作の維持・向上、摂食嚥下機能の改善、
身体的なコミュニケーション能力の向上などです。
リハビリテーション専門職は、介護スタッフと連携し、
個別リハビリテーション計画の作成や実施、リハビリテーション機器の活用などを行います。
7、栄養士:バランスの取れた食事で健康を支える
介護施設における栄養士の役割は、栄養ケア計画の作成、栄養状態の評価、
食事メニューの作成、食事指導などです。
入居者の健康状態や嗜好に合わせた食事を提供し、栄養改善や低栄養予防に努めます。
また、介護スタッフと連携し、食事介助や食生活の改善を支援します。
8、臨床検査技師:検査で健康状態を把握する
介護施設における臨床検査技師の役割は、血液検査、尿検査、心電図検査、超音波検査など、
各種検査の実施です。臨床検査技師は、検査結果をもとに医師の診断をサポートし、
入居者の健康状態を把握します。
9、診療放射線技師:画像診断で病気の早期発見に貢献
介護施設における診療放射線技師の役割は、X線検査、CT検査、MRI検査など、
各種画像診断の実施です。画像診断を通して病気の早期発見や治療効果の判定に貢献します。
10、まとめ:多職種連携で入居者の生活を支える
介護施設において、医療専門職はそれぞれの専門性を活かし、
入居者の生活を多角的に支えています。
多職種連携を強化し、チームとして質の高いケアを提供していくことが、
入居者のQOL向上に繋げることができます。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
2023年、中小企業診断士の1次試験の2次試験は突破、次は登録。
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。