【理論と実践】超高齢社会における高齢者の医療と健康(介護福祉経営士テキスト参照)

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令和6年8月4日 医療・介護経営の理論と実践 2275号

■超高齢社会における高齢者の医療と健康(介護福祉経営士テキスト参照)

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

【はじめに】

令和6年度の診療報酬・介護報酬改定対応に奔走された医療機関が多いことでしょう。

・急性期の厳格化と高齢者救急医療の受け入れ態勢の整備
・基本診療に対する賃上げ分の上乗せ
・負担軽減や連携を促進する取り組み・DX化の評価
・感染対策の労力を補填する加算
・生活や食事を支え、改善するための多職種の協働、地域との連携

を推進するために、新規点数の設定、既存点数の是正が加わったと感じています。
令和8年の改定に向けて、引き続き、森(全体)を見て、木(個別項目)を見ていく必要がありますね。

【理由・参考書】

医療介護連携が重要視されていますので、介護福祉経営について大枠を学習しています。

介護福祉経営士テキスト基礎編2ー1
「医療を知る」が参考書です。

( テキストは以下からどうぞ。
https://www.jmpshop.jp/products/detail/853
「介護福祉経営士テキスト JMIP」で検索してください。 )

学習目標として、介護福祉経営士2級の受験を考えています。
こういった試験・テキストの良いところは知識や体系を網羅的に学べることです。
私自身の理解や補足確認した内容などが混ざりますので、
詳細や正確な内容を確認したい方は、テキストをご購入ください。

【本日の内容】

今回は、「超高齢社会における高齢者の医療と健康」について、深掘りしていきましょう。

1、高齢者の定義と日本の高齢化:世界に類を見ないスピード

高齢者の定義は一般的に65歳以上とされています。
高齢化率が7%以上が高齢化社会、14%以上が高齢社会、そして21%以上が超高齢社会です。
日本は既に超高齢社会に突入しており、世界に類を見ないスピードで高齢化が進んでいます。

2、高齢者の健康:健康寿命の延伸を目指して

日本の高齢者は、自身が健康であると感じる人が多い傾向にあります。こ
れは、フリーアクセスによる医療の受けやすさなどが背景にあると考えられます。
しかし、健康寿命(健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間)の延伸は、
今後の重要な課題です。

3、高齢者の死亡原因:三大疾病への対策が重要

高齢者の主な死亡原因は、がん、心疾患、脳血管疾患です。
これら三大疾病に加えて、肺炎も高齢者の死亡原因の上位を占めています。
これらの疾患に対する予防や早期発見、適切な治療が重要です。

4、高齢者の身体的変化と疾患:多岐にわたる変化への理解

高齢になると、視力や聴力などの感覚器官の機能低下、運動機能の低下、
循環器系や脳神経系の疾患リスク増加、免疫機能の低下などが起こります。
また、味覚の低下や神経伝達速度の低下により、転倒リスクも高まります。
これらの変化を理解し、適切なケアを行うことが重要です。

5、高齢者の自覚症状と疾患の特徴:早期発見・早期治療のために

高齢者の訴えが多い症状には、腰痛、頻尿、難聴、関節痛、物忘れ、咳、痰、
肩こり、目のかすみなどがあります。
また、高血圧、糖尿病、脂質異常症、腰痛症、骨粗鬆症などの疾患にもかかりやすいです。
予防・早期発見・早期治療のためには、定期的な健康チェックや問診が重要です。

6、認知症:種類と特徴、早期診断の重要性

認知症には、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症など、
様々な種類があります。
アルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβというタンパク質が蓄積することで発症します。
脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などが原因で起こります。
レビー小体型認知症は、レビー小体というタンパク質が脳に蓄積することで発症します。
一部の認知症は治療可能な場合もありますが、早期診断が重要です。

軽度認知障害(MCI)は、認知症の前段階と考えられており、
早期介入が認知症の発症を遅らせる可能性があります。

7、リハビリテーションと老年スポーツ医学:生活機能の維持・向上

リハビリテーションは、病気やケガなどで低下した身体機能を回復させるための医療です。
老年スポーツ医学は、高齢者の運動能力を維持・向上させるための医学です。
リハビリテーションや運動は、高齢者のADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)の向上に貢献します。

8、ターミナルケア:終末期の医療と在宅ケア

脳死は、何も処置をしなければ、数日で死亡してしまう状態です。
臓器移植は、脳死判定を受けた人から臓器を提供してもらい、
移植を必要とする患者に移植する医療です。
延命治療は、生命を維持するための医療行為ですが、患者さんの意思を尊重することが重要です。
尊厳死は、終末期において、できる限りの尊厳を保ち、かつ、
安楽に死を迎える、自然な経過に委ねることを指します。
在宅医療は、住み慣れた自宅で療養生活を送るための医療です。
在宅医療には、医師、看護師、薬剤師、リハビリテーション専門職、介護福祉士など、
多職種連携による包括的なケアが求められます。

9、まとめ:高齢者の健康を支えるために

超高齢社会において、医療従事者は高齢者の健康を支える重要な役割を担っています。
高齢者の身体的・精神的な変化を理解し、適切な医療とケアを提供することで、
高齢者が健康でいきいきとした生活を送れるよう支援していきたいですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
2023年、中小企業診断士の1次試験の2次試験は突破、次は登録。
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。

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